2021年 春の飛騨・北陸旅行⑤ワイドビューひだグリーン車乗車記(高山→富山) | 風かおる 鉄の路

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主に私が乗車した乗り物関連(鉄道中心)、その他気になったことを綴っていきます。稀にお絵かき。

高山から高山本線をさらに北上し、富山を目指します。

 

 

乗車するのはひだ3号。ここで切り離し作業のため少々停車します。

 

今回取った指定券は10号車…

 

そう、グリーン車です!

 

なんとトプナンでした。

 

車内はこんな感じ。

前に進んで……

 

予約したのはこの一番前の座席です!(富山到着後に撮影)

 

今朝高山駅できっぷを購入する際、券売機で空きを見ていたらなんと普通に空いていたので思わず取っちゃいました(笑)

今回はグリーン車の一番前からワイドビューな高山本線の景色を楽しみたいと思います!

 

ちなみに座席はこんな感じ。

指定席よりもどっしりとしていて安定感があります。

 

一番前に座るとこのようにガラス張りになっていて、運転席越しに流れる景色を楽しむことができます。

ワイドビューと愛称がつけられたこの列車で一番眺めがいい席です!

 

高山を出たひだ3号は山の方へ進んでいきます。

 

途中、飛騨国府で上りのひだと行き違い。

運転停車です。

 

次の停車駅の飛騨古川では思わぬ出会いが…

 

朝、高山で見たHC85系です!

 

HYBRIDのロゴがかっこいいですね。

 

1分ほどの出会いでしたが、新型車両を眺めることができました。

しかし…これに置き換わったら今のワイドビューな景色は見れなくなっちゃうんでしょうかね…?

 

遠くの山には雪が積もっているように見えます。

この辺りはまだまだ寒いのでしょうね…

 

列車はだんだん山の中へ入っていきます。

蛇行する宮川を何回も鉄橋で渡り、そのたびに川の景色が左へ右へと移っていきます。

 

まだまだ冬の景色な山肌と静かな宮川の流れ。

 

穏やかな風景に見えますが、ここは2004年の台風で甚大な被害を受けた地。

その爪痕を示す光景が猪谷到着直前に見えます。

 

それがこちら。

鉄橋の上から見える道路が土砂崩れに飲み込まれ、ガードレールが垂れ下がってしまっています。

 

ここは国道360号線の旧道。現道が飛越トンネル経由になったことから村道に降格となった区間です。

しかしながら2004年台風23号の襲来により数か所で大規模な崩落が発生。現在は通行不能となっています。

 

列車が少し進むと今度は川向こうに橋が。

こちらは万才橋という橋で、路面も湾曲している太鼓橋であることが特徴です。

この橋も旧道の一部で、すぐ左側には大崩落が…

ほんのすぐの場所で2か所の崩落。

これ以外にも複数の崩落箇所が一度の災害で発生しており、台風災害の凄まじさがわかります。

 

↑この区間の詳細レポート

 

なお、同じ災害で高山本線も橋の流失が起こり、3年もの間不通となっていました。

 

列車は猪谷に停車。

久しぶりに見た青い駅名標…ここからJR西日本の区間です。

乗務員が交代し、さらに先へと進みます。

 

車窓右側には宮川から神通川と名前を変えた流れが寄り添っています。

 

神通川が離れ、しばらくすると越中八尾に停車。

ここはおわら風の盆で有名なところで、開催時には越中八尾→高山間の臨時ひだが運行されるほか、2010年までは北陸本線経由で大阪・金沢~越中八尾間の臨時特急おわらも運行されていました。

 

井田川を渡ります。

 

貨物列車が見えてきました。

 

ここは速星駅。一部の特急ひだは停車駅です。

この駅から日産化学富山工場に専用線が伸びており、その専用線を介して化学薬品の輸送が行われています。

 

ちょうど日産化学のタンクコンテナが目の前に。

 

遠くに見えるのが専用線です。

 

次の婦中鵜坂は社会実験で設置された臨時駅だった駅。

2014年に常設駅に格上げされました。

 

次の西富山では行き違いのキハ120の普通列車を待たせて通過。

 

やがて北陸新幹線・あいの風とやま鉄道線と合流するとまもなく終点の富山です。

 

列車はゆっくりと富山駅2番線に到着しました。

 

すぐに折り返し名古屋行きとなるようです。

 

現時点をもって高山本線全225.8kmを完乗しました。

やはりワイドビューな先頭からの眺めは最高でしたね。

 

 

次はどこへ向かいましょうか…

 

★乗車データ

1023D 特急ひだ3号 富山行き 高山(11:01)→富山(12:30)② キロ85-1+キハ84-301+キハ85-1115

※2021年3月27日乗車

 

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