KATO 2022/2〜3 | 金屋代かずおのお部屋

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周防大島町を拠点に鉄道旅行・鉄道もけいの活動を行っています.

(他社製品)

 

昨今のNゲージは高額化・多品種少量生産化が進んでいます.今回のKATOの製品発表では「キハ181系はまかぜ」「787系つばめ」が含まれ,待望の再生産ではあります(筆者も実際に要望しました)が,同時に提案されるとかなり厳しいものがあります.1ヶ月のポスターを見ると全て購入することは以前にも増して難しくなりました.今回発表する製品に加えて,「N700S系3000番台」,魅力的なモチーフが多数あるTOMIX製品,そして緊急事態宣言が解除され旅行シーズンとなっていることに考慮する必要はあります.だからと言って買えなかった製品は再入手も難しくなっています.厳しくなったものです.(ただし,最近は発売遅延も多く,全ての製品が必ずしも2022年2月に発売になるとは限りません)

 

それでは見ていきます.特記なしは2022年2月発売予定です.前述の事情もあり,赤色で検討したい製品も緑色止まりになります.

「SLぐんま」関連製品

  • 高崎の12系「10-1550」準拠でリニューアルされます.KATOは以前から高崎の12系を製品化していますが,今回は両端車の無線アンテナも再現され決定版になりそうです.「オヤ12」も含まれます.「オヤ12」ではボディマウント式アーノルド・ナックルカプラーが装備されることになり,これに関連してスハフ12用の床下が金型改修されると予想します.実現するとKATO京都駅店「スハフ12 701」が遊びやすくなるほか,スハフ12の妻面に20系を連結できるため,新たな「客車編成セット」も期待できます.Assyパーツ「オヤ12 床下」は注目されると思います(トイレタンクが設定されます).妻面検査表記は入りますがさすがに妻面テールライトは光らないようです.また,「カートレイン九州」で設定された裏にピンがついたタイプの後部反射板が分売されます.
  • お召し予備機と設定されている「DD51 895」が製品化されます.他に888号機のナンバーも設定されます.客車の他にホキ5700を引かせても良いのではと思います.また厚狭区のDD51に見立ててセキ6000を引かせるのも良いのではと思います.高崎12系はもっているため緑字となりました.
  • D51 498も副灯付きで3月に再登場です.貴重なSLの生産枠ではありますが,D51 498は東京から一番近いJRのSLであるため,できれば市場に出回って欲しいモチーフです.

787系「つばめ」

リニューアル再生産となります.大きく変化させずとも製品化可能である,サハシ787が5号車にある姿となります.床下機器追加など最近の製品に準じたリニューアルがなされていますが,モハ786-200の新規設定もあり価格は上がりました.リニューアルと書きましたがもはや別物の製品である印象があります.

キハ181系「はまかぜ」

久しぶりの再生産(6両セットであることもそのまま)で価格がそのままであるのは嬉しいです.キハ181系「はまかぜ」は最大8両編成(8両編成はごく稀で7両編成が多かったです)で運行されていたため,購入を検討している方はAssyパーツでキハ180を少なくとも1両確保しておきたいところです.筆者はTOMIX製品をもっていますが,「金屋代鉄道」で最古参級であるため事実上の買い替えを検討します.

HOユニトラック R1546・R1606

久しぶりのユニトラックの新規金型製品です.これによりHOスケールで実感的にE5系などを走らせることができます.カントはつきません.製品は11.25°のレールが4本ですので,360°で32本・8パッケージが必要となります.また,EF510北斗星色が再販になります.

その他の製品

  • カタログ告知されていたOO-9の「スモールイングランド」がついに受注開始です.今回のポスターで完全新規製作の車両はこれのみです.客車はPECO製品を使用します.拘らなければ「猫屋線」でも良いかもしれません.
  • E351系がリニューアル再生産されます.ヘッドマークパーツが増える,前面連結カプラーが電連なしになるなどの変化があります.中央東線の特急で登場時は大糸線気動車と並んだこともあったようですが,これだけの豪華ラインナップの前では優先度が下がってしまいます.なお,グレードアップパーツセットが設定されます.
  • 103系が商品構成変更で再生産されます.山手線・京浜東北線の車両ではありますが以前からある製品の再生産で価格もそれほど高くなく,とりあえず通勤電車が欲しい場合には考慮できます.なお,関西向け非ATC車(青)も京都駅店扱いで用意されます.
  • クモヤ90が再生産されます.前述の103系と組み合わせて遊べということでしょう.
  • ストラクチャーが多数2021年11月に再生産されますが,これらの製品はKATOの鶴ヶ島・坂戸の工場で生産されていないようで,価格は大幅に高くなってしまいました.トミーテックのジオコレと使い方が大きく異なってしまいました.楽しみにしていた製品ではありますがこれでは買いにくいです.
  • フィギュアニマルも追加されますが,こちらも輸入品ゆえかかなり高額になってしまいました.
KATO製品を買う方は大抵の場合,TOMIX製品も,他の鉄道模型メーカーの製品も買っていますし,鉄道もよく利用しますし,カメラや家電もよく買っています.それ以前に上がらない賃金から捻り出して生活しています.このような提案が続くと「何が欲しいか」よりは「何が今必要ないか」「何がすぐ売れるか」ということも購入検討の大きな判断になってしまいます.鉄道趣味業界は可能であれば共存共栄して欲しいと,特に今日はこれを強く思うようになりました.詳しくは後日,順次記事化します.
10/15追記:10/1の行動はこれです.思い切った行動になりました.
 
2021年9月のアクセスについて

いつも当ブログをご覧いただきまして,誠にありがとうございます.

 

10/11追記:

  • かねてから開発されていた新モーターが10月中に発売されることが計画されています.かなり静か・強力でありながら,現行のGM-3モーターと互換性があります.
  • 次回の「ホビセンフェスティバル」動画公開は11/7です.