ありがとう Over the Rainbow号 | ゆうづるのブログ

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ご覧頂きありがとうございます。
関東を中心に気の向くままに撮影をしております。
更新ペースものんびりですが、お付き合いしてもらえると幸いです。







皆様ご無沙汰しております。

すっかり月1ペースでの更新となってしまいました…苦笑


サボってると言われるとそれまでなのですが、ここ最近はどうしてもブログを書く時間と体力が割けなくて低頻度での更新となっております。

無理のない範囲でやるのが一番だと思っておりますので、何卒お付き合いくださればと思いますm(_ _)m




↓さて本題へ↓




2018年12月より伊豆箱根鉄道とラブライブ!サンシャイン!!のコラボラッピングとして運行されてしたOver the Rainbow号が、先日2021年9月20日を持って運行が終了となりました。

私自身、ラブライブ!サンシャイン!!のことが大好きな通称「ラブライバー」でして、このOver the Rainbow号の事は狂うように追っかけていたので、いよいよこの時が来てしまったか…という気持ちです。


本来2020年3月予定されていたラッピング解除とそれに伴うさよならイベントが新型コロナウイルスにより延期になり、必然的にラッピングも期限未定の延長という運びに。

結局本来予定されていた運行期間と延長された期間を合わせて、約2年9ヶ月もの間ラッピングを身に纏い駿豆線を走りました。


そんな2年9ヶ月の運行のうち、最後の20日間(2021年9月1日~20日)はありがとうヘッドマークを装着しての運行となりました。

実は今月はありがとうヘッドマーク装着期間に最後の追い上げをしのうとOver the Rainbow号を追い回しておりまして、記事を書く時間が無かったという訳でございます…




ということで今回は、9月中に記録したOver the Rainbow号最後の力走の記録をお伝えしたいと思います!













9月1日から最終日の20日まで取り付けられたありがとうヘッドマークはこちら。

遠くからでも目立つカラフルなデザインで、まさにOver the Rainbow号の最後にふさわしいデザインです!







ありがとうヘッドマーク取り付け後、最初に訪れたのは9月3日金曜日。

まだパラリンピック開催期間中でしたので、2202Fオリパラ編成と並ぶ光景も見られました。


Over the Rainbow号のラッピングも本来であれば東京五輪の夏を走る事はなかったはずですが、ラッピングだけでなく五輪自体も延期となり、このような並びも実現。

延期の理由が理由なので喜べる話ではありませんが、そんな時代を走った記録として残せたのは良かったと思えます(*´ー`*)







この日は生憎の空模様でして、沿線での編成撮りには不向き…

どんな画が残せるかと考えた結果、大仁のS字でスナップを撮ってみることにしました。

ラッピング終了が迫る寂しげな画を残すことができました。







夜は三島~大場間の回2403レに入る運用でしたので、三島田町で撮ることにしました。

この回2403レは普段営業列車が使わない3番線に入りますので、そこを狙った次第です。

三島田町3番というマニアックさはもちろん、テールライトを光らせて夜の駅に佇んでるというだけでも画になります。



9月3日はこれにて終了。結果気に入った写真は3枚しか残せませんでしたが、カットの価値的には行って良かったなと思います。















お次は9月10日金曜日。この日は仕事終わりにそのまま駿豆線にワープ笑

駿豆線は夜のハイビーム率が高く、1回狙ったぐらいじゃロービームでのバルブ回収は到底無理な話…

その回数稼ぎがしたくて、退勤後に無理をして行きました。


まず手始めに大場でバルブしましたが、初回からロービームで拍子抜け(^^;

嬉しいんですけどこのまで早く回収できるとは……









その調子で修善寺でもう一発狙ってみましたが、こちらもロービーム!!!

2発連続のロービームには1週間の仕事疲れも吹っ飛んでいきました…!

誤解されないように言っておきますが、駿豆線は夜間ハイビームがデフォルトなんです。ロービームにしてくれるのは本当にラッキーなんです……



この日は端から東海道線の終電を逃すつもりでしたので三島のビシホを確保。帰りの電車を気にしなくていいって最高ですね笑






翌朝は7502Fと同じくラブライブのラッピング編成である3506F HAPPY PARTY TRAINとの交換を牧之郷で撮って朝帰りしました笑

本当はそのまま1日残りたかったんですが、別件の予定がありまして、それは叶わず……














続きまして9月19日日曜日撮影分です。

ラストランまで残り1日と迫った3連休の中日ですが、気持ちのいい晴れ空が広がりました(*^^*)


日射しはとても暑かったんですが、沿線の景色は着実に秋へと向かっており、稲穂も色付き始めていました。

収穫までもう少しの稲穂と側面のラッピングを絡ませて1枚。本当に鮮やかなラッピングで、いい意味で風景に溶けすぎないのが素晴らしい……







せっかくの晴れですが、全然編成写真が無かったので三島田町付近のストレートに移動。

結果、青空を仰ぐような構図で編成写真を収めることができました。





三島市街地はかなり建物と近接する区間を走るのですが、そんな景色の中をゴテゴテのラッピングが走るわけですから、沿線の方々も最初はさぞ驚いたことでしょう…

しかし2年以上も走るとそれが当たり前になっていて、女の子のキャラクターが大きく描いてある電車に沿線の学生さんが何喰わぬ顔で乗り込む姿は、しっかりと日常に溶け込んでる印象を受けました。

どこまでファンを獲得できたのかはわかりませんが、"認知を得る"という点で言えばラッピング電車の効果はあったのかもしれません。




まぁそんな私的意見はどうでもいいのです笑

本題に戻りましょう。









夕方は太陽付近にだけ陰湿な雲が湧き、思うような画が撮れなかったのでいきなり夜です笑

駅での正統派(?)バルブは既にロービームで回収済みでしたので、大仁の特徴的なホームを入れて引きバルブ。

被写体が小さくなってしまうのと、どうしても正面気味になるので、ラッピング電車であるかが一目でわからないのが少し残念… (まぁそこは拡大してご覧頂くということで…苦笑)


気温も昼の暑さとは一転して夜になると一気に涼しくなり、半袖で来たことを後悔するレベルでした…苦笑

鈴虫の大合唱も始まり、今年も秋が来たんだなぁと再度実感。





翌日はいよいよラストラン当日ですので、この日も三島のビジホで一泊。

ビシホとは言え泊まると往復の交通費よりは高くつきますが、身体の負担を考えて投資ができるようになったのは社会人の余裕というやつでしょうか(余裕のある人はこんなこと言わない)















そして迎えたラストラン当日の9月20日月曜日。

待ってましたと言わんばかりに富士山が顔を出し、絶好の撮影日和になりました!!

もしかすると富士山も最後のお別れに…???



駿豆線沿線は四季折々素敵な風景が広がりますが、やっぱり富士山と撮ってこそだなと。

富士山が見えると見えないでは、撮影のスイッチの入り方も自然と変わってきます。






せっかくの富士山、そしてありがとうヘッドマークでしたので、縦でドカーンと!


積雪がない夏の黒富士は嫌われがちですが、ラストランが9月にあったこと、そんな日に富士山が拝めた事実を踏まえれば大変価値あるカットではないでしょうか…?

もちろん、そう言った付加的な部分は抜いても、夏の富士山というのも富士山であることは変わりありませんし、それも駿豆線の景色ですから好き嫌いせず収めていきたいものです。(そりゃ雪が積もってる富士山の方が画的には映えますが…)







次は原木~韮山間の有名ストレートに移動して編成を狙いました。

足回りが影ってしまうのを見るとお昼前後はまだ夏光線であることを実感します。




この後はお昼ごはんを挟みつつスナップを中心に撮ってみたんですが、人が多かったり雑草がすごかったりでピンと来る写真が残せずボツに…

最終日、勿体ない時間の使い方しちゃったな~と思いますが、今更焦っても仕方ないですからね。気持ちを切り替えていきます。







そして夕方、最初に行こうとしてた撮影地付近に建物建っていて潰れていたので急遽移動して二日町の直線へ。

結構バタバタになってしまいましたが、撮影地のボキャブラリーがあって助かりました…( ´∀`)

電線で背景がうるさいですが、丹那の山をバックに撮れたので結果オーライと言ったところでしょうか。



かなり日が傾いてるのがわかると思いますが、日没前にもう1発狙えるので折り返しの修善寺行きの為に移動……

次が私の中でのOver the Rainbow号最後のカットです。













夕陽を浴びて走るOver the Rainbow号。7502FがOver the Rainbow号として浴びる最後の夕陽です。次明るい時間に走る時には車体にAqoursの姿はありません…

そんな事を思いながらカメラを振ったら、側面ギラリで決まっている一枚が。

流し撮りって苦手なんですが、なんとか思いは通じたようです…



これが私の中での最後の一枚。

この日は下り終電の大場行きに入る運用でしたが、そこまで撮ると帰る手段もないのと夜のカットは満足にあるので、私としてはこれにてお別れです。









Over the rainbow ヒカリを浴びながら

歌おうよ つながるよココロが 

消えてゆく虹に約束しよう 

忘れないよいつまでも 忘れないでいつまでも




これはラブライブ!サンシャイン!!の『Over The Next Rainbow』という楽曲の歌詞。

まさにOver the Rainbow号にピッタリの歌詞です。



この日の帰りはこの曲を聴きながら、Over the Rainbow号を追いかけた2年9ヶ月を回想してました。

本当に色んな思い出があります。

晴れ予報を信じて行くもドン曇りだった日のこと、バースデーヘッドマークを撮るために予定の調整に苦労した日々、有志で運行した貸切列車、追いかける中で生まれたファンとの交流…


どれもこれもOver the Rainbow号がラブライブ!サンシャイン!!と共に駿豆線を走り続けてくれたから出会えた思い出です。

全世界を襲ったパンデミックも乗り越え、ラッピングを続けてくださった伊豆箱根鉄道、そしてラブライブ!サンシャイン!!の運営様には感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。




駿豆線にはまだもう一本、HAPPY PARTY TRAINというラッピング電車が残っています。

こちらもこれまで同様、大切に追いかけて行きたいと思います。







長々となりましたが今回は以上です!

私の"ライバー鉄"談義(?)にお付き合いくださりありがとうございましたm(_ _)m