1971(昭和46)年10月1日ダイヤ改正に伴う移り変わりダイヤで、前夜の東京9月30日発、急行「瀬戸2号」で14系寝台車が試用開始されました。
写真でしか見たことがありませんが、オロネ10・スロ54・オシ17と旧型客車の座席車の中で、14系寝台車だけが眩しく写っていました。
いきなり「さくら」「みずほ」ではなく、宇野行の四国連絡・「瀬戸」で「プレデビュー」したのは、翌年3月15日の山陽新幹線岡山開業をPRする意図があったでのはないでしょうか。
5レ みずほ
EF65 535[東]+14系客車14連[南シナ]
1978.3.25 東京
2004レ いなば+紀伊
1978.8.27 東京
寝台幅52cmのナハネ20の居住性を大幅に改善した一方で、オシ14のインテリアは簡素、スハネフ14は発電用ディーゼルエンジンの轟音で、睡眠薬必須とも言われていました。
「あかつき」~「日本海」を股にかけた、長崎・佐世保~青森への「超広域共通運用」は、14系だけでなく日本の夜行列車史に語り継がれるでしょう。
4001レ 日本海(下り)2号
EF81+14系客車12連[門ハイ]
1978.7 北余目-砂越
25形の増備で、14系寝台車は徐々に北へ移動します。
3002レ 北陸
14系12連[北オク]
1979.6.1 上野
14系客車は特急として「さくら」「みずほ」に投入され、廃止されるまで14系(さくらは15形も含む)だったので、両列車の印象が強いですね。
2レ さくら
EF66 47[関];14系12連[熊クマ+東シナ]
1991.10.22 品川
九州ブルートレインが削減されるとしたら、真っ先に廃止されるのは「みずほ」だろうと囁かれていましたが、その通りになりました。
朝日新聞(東京本社版)1994年7月18日付
6レ みずほ
EF66 41[関;14系12連[熊クマ+東シナ]
1994.8.9 東京
~つづく~
1991.10.22 品川