(関東鉄道) 宗道→関鉄線150円区間 | 菅沼天虎の紙屑談義

菅沼天虎の紙屑談義

交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

平成2年と平成3年に発行されました、「宗道→関鉄線150円区間」の金額式乗車券です。

 

 

 

いずれも「発売当日限り有効」の部分に特活が用いられていない「井口印刷」末期の券で、下段の券は 昨日のエントリでご紹介いたしました券と同様に運賃が記入式となっています。

 

発行日付を見ますと、上段の平成2年発行の券は天虎式のダッチングマシンで印字されておりますが、下段の平成3年発行の券は菅沼式のダッチングマシンで印字されており、下段の券の発行日までの9ヶ月の間に、天虎式のダッチングマシンに何らかのトラブルが発生して、恐らくは予備機となっていた菅沼式のダッチングマシンが再登板したものと考えられますが、その後の平成5年、平成8年になっても菅沼式のダッチングマシンが使い続けられ、平成10年になりますと発行日付がゴム印による押印となっておりますので、宗道駅では年号の十の位に「1」の活字の無い菅沼式のダッチングマシンを平成9年まで使用し、平成10年となってゴム印による押印に切り替えたものと推察されます