<引き籠りの日々 11 四国・九州 引き籠りの日々12 かあちゃん、またしても事件です。 >
回り道
前々々々回くらいに「山田線も無用に回り道をしている」みたいな事を書いたけど実際にはどうなのでしょう。
てな訳で地図をご覧ください。
盛岡を出た国道106号線は素直に区界へ向かっているのに山田線はぐるっと廻っていますね。
やはり国道ルートでは勾配がきつすぎるのかな?
ならばそれぞれのおよその勾配を見てみましょう。
山田線は概して一定勾配で登っていますね。
一方国道は後半がきつい。区界へ昇り詰める直前は少し羊腸にして距離で勾配緩和を図っているようだけど更にきつい。
だけど国道には長いトンネルが無いんですよね。(黄色の部分がトンネル)素直に山登りしています。
なのに山田線は長いトンネルだらけ。
そうまでして迂回して勾配緩和したのは少々疑問ですね。
だって国道ルートでもう少し早くから山に取りついて登り始めれば多少の迂回はあってもそんなに長いトンネルを掘らなくても行けたんじゃないですかね。
これってもしかしてやはり政治路線?それも我田引鉄ではなくて、勾配緩和の名目の下に回り道と長大トンネルによる建設費増大で地元企業がルンルンで代議士はそのおこぼれが頂戴できるという官民癒着贈収賄ドロドロ路線?
政治路線と言えばこの近くに有名なのがありますね。
そう。大船渡線。
こちらは地図で見ても
勾配図で見ても、・・・ ですねー。
全然距離を稼いで勾配緩和にはなってません。
こんな回り道、中央本線にもありますね。
笹子~石和間です。
勾配を見ても
実際に乗って風景を見ても納得がいくルートに思えます。
でその先にはやはり政治路線。
大八回りです。
勾配で見ても岡谷から一度辰野まで降りてから登りなおしています。
善知鳥トンネルを抜けてからも塩尻までは結構急勾配。
でもみどり湖経由の新線や国道20号とさほど勾配は変わらないように思えます。
だったらやはり上諏訪を出たら山に取りついて勾配を緩和して塩尻峠の下をトンネルで抜けたらゆるゆる降って少し回り道して篠ノ井線と合流するようにしてもよかったですね。
1983年に開通した新線の塩嶺トンネルは5994m。
笹子トンネルは4670mで1903年開通。
善知鳥トンネルは1906年開通。(1652m)
だったら塩尻峠の下にもトンネル掘れたんじゃないの?
「上諏訪を出ると列車は山肌を巻くように諏訪湖から離れやがては眼下にその姿を望むようになる。そして盆地の背後にそびえる赤石山脈と更にその上に頂きを突き出した富士山。ため息が出るような景色だ。が、もう少し眺めていたいという気持ちを断ち切るように塩尻トンネルの闇に包まれてしまう。蒸気機関車の煙にむせながらその景色を思い出していると、明るみがさし、その景色を忘れさせるような松本盆地と背後の飛騨山脈の大風景が広がるのであった。」
なんて文章が書かれていたかもしれませんね。
政治家は選ばなくちゃいけません。
おっと選挙行って来なくちゃ。
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