JR東日本では、新型コロナウイルス感染症拡大による利用状況を踏まえ、東北・秋田新幹線の一部の列車について、運転計画を変更することを発表しました。

東北・秋田新幹線の今後の運転計画について|JR東日本

概要は以下の通りです。

【運転取りやめする列車】
・はやぶさ3号
(東京7:08発〜新青森10:15着)

・はやぶさ9号・こまち9号
(東京8:40発〜新青森11:51着・秋田12:30着)

・はやぶさ6号
(盛岡7:37発〜東京9:47着)
(※)こまち6号(秋田〜東京)のみ運転

・はやぶさ12号
(新青森8:29発〜東京11:44着)

・はやぶさ26号
(新青森13:16発〜東京16:32着)

・こまち40号
(秋田16:34発〜東京20:32着)
(※)はやぶさ40号(新函館北斗〜東京)のみ運転


【編成両数変更】
・はやぶさ15号
(東京10:04発〜仙台11:39)
(※)7両編成で運転、グランクラスなし


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



相変わらず新型コロナウイルス感染症の影響による利用者減少が続いており、鉄道事業者各社とも長距離列車を中心に列車の減便を行っていたりしています。

今回、JR東日本の東北新幹線・秋田新幹線でも一部列車の運休及び編成両数変更が実施されますが、その中で注目されるのは、編成変更となる「はやぶさ15号」と、単独運行となる「こまち6号」でしょうか。

所定ではこれらの「はやぶさ・こまち」は、東北新幹線区間(東京〜盛岡間)E5系(10両)とE6系(7両)が併結されて運転されています。

しかし、上記発表資料によれば、「はやぶさ15号」は、「7両編成・グランクラスなし」での運行、また「こまち6号」は併結相手となる「はやぶさ6号」が運休となることから考えると、いずれも「東北新幹線内をE6系が単独運行」ということになるかと思われます。

所定ダイヤでは、E6系単独で東京〜盛岡間を運行するダイヤはありませんが、今回このコロナ禍による減便・減車の運転計画変更により、それが実現することとなりそうです。


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▲福島駅を通過するE6系「こまち」とE5系「はやぶさ」。
所定ではこのように東北新幹線内では併結されて運行されていますが、今回の運転計画変更で、E6系単独で運行する姿が見られることになりそうです。


とはいえ、今回の運転計画変更は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う利用状況を踏まえた変更であることから、今後緊急事態宣言の解除の方針や、それに伴う需要の回復が進めば、こういった減便・減車の変更は取りやめになる可能性もあります。

「E6系がフル規格区間を単独で走る」姿は珍しいものだそうで、それこそファンの注目を浴びそうですが、今回の変更がコロナ禍による需要減であることを考えると、やはり所定ダイヤでの運行されることを願いたいとも思い、複雑な気持ちではあります。


ともあれ、今回の変更発表のとおり「E6系東北新幹線単独運行」は実現するのか、引き続き注目しておきたいところであります。




【関連ニュースサイト】
東北・秋田新幹線、11月8日より当面のあいだ運休や両数変更など 新型コロナの影響で | 乗りものニュース
7両編成のはやぶさ?!E6系単独で?!東北・秋田新幹線の運転計画変更 | RailLab ニュース(レイルラボ)
「はやぶさ」7両編成の仰天。東北新幹線東京〜仙台間、E6系充当か | タビリス
E6系 はやぶさ 運転(2021年11月8日〜) - 鉄道コム




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