鉄道には怪談がつきものだ。

鉄道模型にもしばしばユーレイが登場する。しかし、霊ではない。
化けるということから来ているのだろうか?本来の動力車でないものに動力を組み込んで走らすというものと思う。
Tc車やT車に動力を組み込むのはよくある。GMや鉄コレ動力などでは下回りの機器の選択が出来るので容易だ。M車の動力台車が確保出来ない時などには便利である。これはユーレイとはあまり言わないようだが、貨車に動力を組み入れる場合などはよく使われるようだ。

貨車というよりは電動貨車なので厳密にはユーレイでないのだが、貨車代用としてその動力をこんな感じでも使っている。
動力車の次位に連結してW動力にしているのである。
なぜわざわざ?
実は鉄コレの小型車両用の動力であるが、瞬発力があり過ぎるのである。もちろん個体差があるのかもしれないが、ローカル列車がリニアの実験車両のようにぶっ飛んでしまう。
これでは不自然なので、この電動貨車の動力を加えることによって抑速をしているのである。Wモーターにするとギクシャクした走行になりやすいが、この電動貨車ならちょうどいい感じに走ってくれる。
電動貨車の車体を被せると編成としては不自然になり、動力むき出しのほうが「何か特殊な貨車?」という感じであまり違和感がないように思うのだが…。