おやっとさぁ! 鉄道の旅が好きな方や、乗り鉄の方で、コロナ禍で鉄道旅を控えている…方々に、ちょっとオススメしたい書籍。


 眠られない夜に聴いていた ラジオ深夜便 、30分くらいの番組コーナーでしたが、楽しみに聴いてました。鉄道雑誌の書籍紹介コーナーで見かけて、購入しました。

 四季ごとに分かれて構成されて、作者の住まいの東京を起点に、あちこちへ出かけます。大学教授の作者、地方である学会や入学試験の監督、研究室の合宿を利用したりの乗り鉄、鉄道好きの視点で書かれてます。ほぼ文章で進み、挿絵や写真などはなくて、乗車した路線の簡単な地図がある程度ですが、語りかけるような文体で、一話完結なので読みやすい。書かれている路線を乗車したことのある方々なら、車窓や風景を思い出すのでは。乗車したことのない方々でも、脳内である程度は想像出来そうな感じの文章ですし、鉄道旅のヒントも得られることもあるでしょう。定価1650円(税込)で、ちょっと高いなぁ…と思われそうな書籍ですけど、青春18きっぷの1回分よりは安いので、書店や図書館で見かけたら、手にとってみられてみては、いかがでしょうか。