鉄道模型趣味を始めてまだ日が浅かったころ、youtubeでこんな動画を見た。
ミニチュアワンダーランドが公開した前面展望撮影の動画だ。
自分も将来はこんな動画を撮影してみたいと思い、屋根裏ワンダーランドには絶対カメラカーを導入しようと考えていた。
でも、カメラカーって意外と少ないし、性能もイマイチという感じで、これってものは鉄道模型関連商品には存在しなかった。
数年前にウェアラブルカメラが流行って小型カメラがたくさん発売されたけど、Nゲージ車両に搭載できるほど小さなものは少なかった。
すると、仲良くさせて頂いているがおう☆さんがパナソニックのhx-a1hというウェアラブルカメラを車載カメラとして採用し、ブログをアップした。
自分もこれにしよう!
さて、おいくらするのかな?
ググってびっくり。
すでに販売終了してて新品はプレ値で8マン前後。
あーあ、どーしよー。
それから思い出すたびにいいカメラがないかググって探してきたけど、意外とないんだ。
もう仕方がない。
中古でいいからパナソニックのhx-a1hを買おう。
てことで先日オクで落とした。
約25000円だ。
まぁ、悪くない値段かな。
で、今度はカメラを載せる車両を物色しにタムタムを訪問。
確かバラ売りだか中古だかの車両があったはず。
適当に日本の安い車両を改造してカメラカーにしてしまおうという魂胆だ。
さて実際にバラ売りの車両を見てみると、意外と高いな。
1,000円ぐらいで買えると思ったのに、モノによっては数千円もするじゃないか。
で、結局買ったのはこれ。
KATOの氷河特急2等車だ。
なぜコイツにしたかと言えば、まずアーノルドカプラーが付いている。最近の日本車はなんだかよくわからないカプラーがついててウチでは使い物にならないからだ。
最近のKATOのRhBシリーズはアーノルドカプラーじゃないのがついてるけど、交換用が手元にあるから大丈夫。
そしてこのRhBシリーズの車両ならR150を通過できる仕様になってるので、屋根裏ワンダーランドのレーティッシュルートも楽々撮影できる。
つまり、うってつけの車両ってことだ。
さっそくボディを外して乗っけてみた。
車高は約35mm。
屋根裏ワンダーランドの架線は37mm前後の位置に設置してるので、改造なして通過できるはず。
てことで現地調査開始。
まずは架線が張ってある鉄橋で建築限界の確認。
架線クリア!
てことはもうほぼほぼ大丈夫なんじゃなかろうか?
鉄橋のトラスも問題なし。
あとは駅か。
プラットホームは嵩上げする予定だけど、全然余裕だ。
でも屋根に接触。
嵩上げするから問題ないけど。
せっかくだからどれぐらい嵩上げするか決めてしまおう。
これは嵩上げなしの現在。
左のSBBはminitrixで車高高め。
右のÖBBはFleischmannで車高低め。
ステップの位置的にやはり少し嵩上げするのがいい感じだ。
こちらは1mm嵩上げした状態。
カメラと屋根の接触はなくなった。
Fleischmann車両のステップとほぼ同じ高さにプラットホームがきた。
台車の見え方も程よい。
今度は2mm嵩上げ。
なんの心配もなくカメラは通過できる間隔になった。
左のminitrixはいいけど、右のFleischmannはちょっと隠れすぎちゃってる。
この辺は好みの問題だけど、やっぱヨーロッパ鉄道はプラットホームの位置が低い方が様になる。
プラットホームは1mm嵩上げすることにしよう。
さて、カメラカーからホームの嵩上げに話しが脱線してしまったけど、カメラカーは概ね建築限界をクリアしているとわかったので、まずはアルペンルートをゆっくり周回させてみる。
このカメラはwifiでスマホに映像を送ることができるので、画面を見ながら試運転。
楽しすぎる。
たまに画像が乱れてしまうし、映像は2秒ほど遅れているけど、こんなことが自宅でできてしまうなんて凄いじゃないか!
小学生のころの自分に教えてあげたいよ!
カメラカーは脱線もなければ、どこかに引っ掛かることもなく無事に帰ってきた。
今度は録画して周回させる。
録画データをwifiでカメラからスマホに送って再生してみたら、すげー!
めちゃめちゃ画質いいじゃないか!
これは楽しい、楽しすぎる!
あまりに感動したのですぐにyoutubeにアップ。
ご覧のください。
まだ照明もちゃんと設置してないけど、これだけよく撮れてるので、今後照明を増強してシーナリーが付いたらとんでもなく楽しい映像が撮れてしまうだろう。
トンネルが長いので、トンネル内も作り込みたい衝動に駆られてしまっている。
途中、架線が低い場所で擦れる音が入るけど、これはこれでフランジ音みたいでかっこいいな。
うん、カメラカー完成だ!
次はメインルートを撮影して、その次はレーティッシュルートを撮影しよう。
他の列車も走らせて離合とか追随とかやったらマジやめられなくなるぞこれ。
ではまた!
「小さなヨーロッパと小さな鉄道」の歴史
↓
全ての始まり
https://gut.blog.ss-blog.jp/2010-09-01
サヨナラレイアウト
https://gut.blog.ss-blog.jp/2012-04-29
屋根裏ワンダーランドの始まり
https://gut.blog.ss-blog.jp/2016-06-13
屋根裏ワンダーランド製作記録