京成電車の車両形式は多いですが、その中で最大勢力を誇る3000形へのステップとなったかもしれない車両形式が3400形と3700形かもしれません。デビューの早さから言うと3700形の方がやや早く1991年ですね。

 

 3700形は登場当時よりステンレス車体を使用し、ブラックフェイスに京成新造通勤車両では初のVVVF制御を採用。で、京急、都営地下鉄、北総線乗り入れにも対応と京成線全域での使用可。製造期間も長いので8両から6両編成もあり、その後のマイナーチェンジの6・7次車からは前部標識灯と急行灯を腰部に縦並びに採用。これは以後の3000形にも引き継がれました。

 

 片や3400形はスカイライナーAE100形の搭載機器を再利用し1993年登場。外観的には3700形に酷似するも何故か車体は鋼鉄製。京成にとっては最後の鋼鉄車体の持ち主かもしれません。ステンレス車が大半を占める中ではアクティブシルバーと言われるライトグレーの車体色は遠目でも目立つようです。そして3700形とは双子のような両車は今や3000形の穴埋め的存在!?そんな両形式から。