皆様こんばんは。ブログおよびホームページ管理人の神@北見です。

 

先ほどは先日到着していたお届け品であるキハ54四国色の整備を行いました。主にTN化がテーマでしたが、使用したキハ185系用JC6380が品薄のため、ジャンパ栓・エアホース表現がしっくりくる加工は1面しか施工しませんでした。

 

↑キハ185系用のJC6380のカプラーポケット(ジャンパ栓モールド付き)を、キハ40系用のもの(JC6365)と交換して付けました。

 

この手法ですとJC6380とJC6365の2つが必要となり、ただでさえ両製品とも品薄なので非常に難儀です。

 

ウチのパーツ箱を見ると、以前台車・連結器グレー仕様のキハ40系JR四国仕様を台車・連結器が黒仕様に改造した際に余ったグレーのキハ40系用TNが余っていました。そこで、このJC6365を活用して更に加工を進めることにします。

 

 

↑2021年8月12日の記事です。この中でグレー台車のキハ40系四国色を黒台車に変更していました。この際にグレー仕様のTNが余っています。

 

↑その際に捻出されたキハ40系用のグレー仕様TN(JC6365)です。

 

↑なぜ前回キハ185系用のJC6380を活用しようとしたかと言うと、キハ40系・キハ58系用のTNは汎用TNである0374・0375と車体取付用穴の位置が合いません。

 

試しにキハ40系用のJC6365をそのままキハ54の床板に付けてみます。

 

↑穴が3つあるので、後ろの穴2つを使うと無加工で取り付け出来ますが…

 

↑TNがあり得ないくらい前に出ます(泣)

 

↑なので、後ろの穴1つ分をカットし、前寄りの穴2つを使って床板に取り付けます。

 

↑一応取り付け出来ます。

 

↑しかし、まだTNが前過ぎで車体から飛び出ています。

 

↑完全に前にはみ出しています。

 

さて、これが理由で今まで直接このJC6365を使っていませんでしたが、よくよく考えればTN取り付け用の爪を使うことが必然ではありません。位置を調整してビス止めしてしまえば良いですね。

 

今まで散々KATO製キハ58系やキハ52のTN化でビス止めをしてきたのに、この基本的なことを忘れていました。確かに爪を使ってワンタッチで装着できれば楽ですが、JC6380が無いものはしょうがないので、ここは発想の転換でビス止めを試みます。

 

↑TN(JC6365)は、車体取付用の部分を潔くカットします。

 

↑完全に平らになりました。

 

このままキハ54の床下にあてがててみます。

 

↑TNの、スカートを引っ掛ける爪のような突起の部分が車体に干渉してしまいます。キハ54の方が狭幅でさらに製品の板厚が厚いので幅が合わないのでしょう。

 

この突起の部分を少し削ります。

 

↑今度はちゃんと入りました。

 

↑あとはビス止めするだけなのですが、ちょうどTNの裏になる部分が窪んでいて隙間が空きます。ビスの接続性を良くする意味もあり、プラ板で埋めます。

 

↑適当なサイズに切った0.5mm厚のプラ板を嵌めておきます。

 

↑ビスはM1.0のものを使いました。

 

↑2か所ビス止めして完成です。

 

↑おおっ、簡単に付くではないですか!

 

↑反対側も同様に加工しました。(右車両) 左車両は先ほどキハ185系のJC6380とキハ40系用JC6365を組み合わせて加工した車です。なおマイクロエース製の動力車は、先ほどビス止めしようとした部分がダイキャスト製になりますのでビス止めが出来ません。そのためM車はJC6380+JC6365で施工した方が良いのかもしれませんね。逆にトレーラー車は床板がプラなのでJC6365のビス止めでいけます。

 

ということで、ビス止めという基本技を思い出したのでトレーラー車の再加工を行いました。あとはM車の反対側が未だ0375のままですが、JC6380は残り1個しかウチに在庫が無く、これは将来キハ185系アラウンド・ザ・九州が発売された時のために取っておくつもりです。それまでにJC6380が再販されれば良いのですが…。キハ185系用ですがそれ以外にも応用が効くので色々需要の多いTNでした。

 

 

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。それでは次回もお楽しみに!!