2021年9月24日、京王電鉄が京王ライナーを土休日に限り、明大前に停車させると発表しました。今回は京王ライナーが明大前に停車ふることで、どのような利点があるのか解説していきます。


まず先に、今回の変更で明大前に停車する様になる京王ライナーは土休日運転の全列車です。新宿と高尾山口を往復する臨時便についても停車するとのことで、平日では引き続き通過となります。


さて、明大前に京王ライナーが停車することで、どんな利点があるのでしょうか。最も大きいのは渋谷、吉祥寺へのアクセスです。明大前に停車しない現状では、相模原線や府中以西から井の頭線に乗るためには特急以下の種別に乗る必要があり、必ず着席できるとは限りませんでした。それが今回の変更で、京王ライナーで座って明大前へ来られるようになり、座れるとは限らないものの、時間が短いことからそこまでの苦痛にはならない井の頭線と併せて効率的に移動できるようになります。


今回の変更では土休日のみの停車とされました。京王電鉄からは、平日の場合前後の電車との余裕がなく、乗り降りに使える時間が無いためとされています。実際京王ライナーの後ろには後続の電車が迫っていることが多く、乗り降りのために停まっている余裕はないのが現状です。一方の土休日では余裕が少しあり、乗り降りの時間も確保出来ることから今回の変更に至りました。 


明大前への停車で更なる利便性が向上する京王ライナー。明大前のホームにいる客にドヤ顔出来た時間は思ったよりも短い時間でした。