関東鉄道常総線 宗道駅 終日無人化 | 菅沼天虎の紙屑談義

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交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

関東鉄道常総線の宗道駅です。

 

 

駅舎は平成16(2004)年12月29日に使用が開始された、3代目の駅舎となります。

 

 

 

 

 

 

宗道駅には自動券売機の設置はありません。

 

 

 

 

 

これまでご紹介いたしました石下駅に続いて、宗道駅も9月16日から終日無人化されてしまいました。

 

 

宗道駅の窓口は平日の7:00~10:30のみの営業で、営業時間の訪問はハードルが高く、終日無人化の情報が発表された時点では、嘱託者の都合により営業を休止していたのですが、終日無人化される3日前の平日に休みを取って訪問したところ、運良く窓口営業が再開されておりました。

 

 

 

 

 

宗道駅発行の乗車券類です。

 

◆普通入場券

 

 

 

「料金140円」の券の変更印押しで、券番から察するに営業最終日までに「料金150円」の新料金券は出なかったものと思われます。

 

 

 

 

 

◆補充片道乗車券

 

宗道駅の乗車券は通常は窓口端末発行の磁気券ですが、補充券の設備もあり、発行して戴くことが出来ました。

 

 

「井口印刷」調製と見受けられる、JPR/てつどう青地紋の「平成」表記券でした。

 

 

 

 

 

◆補充往復乗車券

 

 

こちらも「平成」表記券ですが、「日本交通印刷」調製と見受けられるBJR/てつどう/じどうしゃ地紋券に切り替わっておりました。

 

 

 

 

 

◆常総線往復割引きっぷ

 

 

石下駅の券は着駅が2区間でしたが、宗道発は着駅が3区間となります。

 

石下駅の券をご紹介した際にも申しましたが、「常総線往復割引きっぷ」は無人駅発着となる区間の券も設定され、守谷駅などで発売されておりますので、宗道発着の券も継続発売されるものと考えられます。

 

 

 

 

 

◆普通回数乗車券

 

 

「井口印刷」調製と見受けられる、JPR/てつどう青地紋の「通用2箇月」、「平成」表記の券でした。

 

 

 

 

 

◆土・休日回数乗車券

 

 

JPR/てつどう緑地紋の「通用2箇月」、「平成」表記の券でした。

 

この回数乗車券の現在の名称は「土・休日回数乗車券」では無く、「ミニ回数券」に変わっているのですが、通常は自動券売機または窓口端末の発行となり、無人駅などの他駅発での発売用に今回ご紹介いたしました補充式の券も設備されているのですが、何処の駅でも駅員氏に伺いますと「この券は殆ど売れない」そうで、タイトルが「ミニ回数券」に変わった補充式の券が登場するのは、一体いつの事になるやら・・・

 

 

 

 

 

◆普通手回り品切符

 

 

こちらも古い様式の「平成」表記券でした。

 

 

宗道駅には平成15年11月に訪問した際に、偶然に嘱託化前の宗道駅長さんにお会いする事ができ、拙ブログの2006年8月15日のエントリ「金額順とならない準常備式券」の末尾に記しました、玉村駅での乗車券発売について興味深いお話を伺った、個人的には思い出のある駅でしたので、今回の終日無人化は大変残念ですが、石下駅ですら終日無人化される状況ですので、宗道駅の終日無人化も致し方無い事なのでしょうね。