今年の七月下旬から八月初旬にかけて、JR澁谷驛の驛員十二名が人災疫病に感染してゐた云々。
ただ、驛構内での感染とは断定出来ないため──私生活での感染も考へられる──、「集団感染」の扱ひとはしてゐない云々。
驛務室内の感染防止對策が杜撰だったことが一因として指摘されてゐるが、なんであれ結局は上役も部下も、一人一人の予防意識の低下が招ひた事例と云ふべきだらう。
それはなにも、この澁谷驛の例ばかりではない。
起こるべくことは必ず起こる──
それが人災疫病であることを、
忘れてゐるのか、
狎れてしまってゐるのか、
いざ間引かれてからでなければ理解出来ないヒトが、
あまりに多い氣がする。