相鉄21000系、中央本線を走る | たまてつ TamaTetsu

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Railroads in the Westside Tokyo

 新製された鉄道車両などを工場から納入先の鉄道事業者へ、JR貨物の機関車がけん引して営業路線上を走る、いわゆる甲種輸送の情報は、雑誌「鉄道ダイヤ情報」(DJ)に載るものの、区間、曜日、時間などの関係で見られる機会は少ないのが現実。

 

 しかし、今回は、祝日の昼間、割と気軽に行けそうな区間を走るとあって、DJを見た時から楽しみにしていました。

 しかも、今回の経路は、中央本線を八王子まで下った後、その日のうちに横浜線に入るじゃありませんか。うまくやれば両沿線で撮れそう。

 

 朝から晴れ、暑くなる予報の9月23日、日焼け止めと虫よけをしっかりと塗り、第一撮影地に定めた中央本線浅川橋梁へ向かいました。

 

 予報通りに気温はぐんぐんと上がり、子dもたちが川でじゃぶじゃぶと泳いでいます。大人たちも川の中を歩いていたり。空には入道雲が形を次々と変えています。これはもう、夏の景色そのもの。

 

 さて、どう撮ろうか。特別な列車とはいえ、ありきたりは嫌だという、あまのじゃくな私。

 

 川面近くまで行き、試行錯誤。

 通過予定時刻間近の11時頃、橋の向こうに入道雲が見えたので、川の流れを入れず、空だけを背景に真横から、と思っていたら、突然、網を持った子供が3人、川の流れに入って来た!

 これをいただかない手はないと、急遽、方針変更。レンズを下に向け、全体的にピントが合うように露出も調整。そこへ、目的の列車がゆっくりとやってきました。

 

 子供たちの無関心さが印象的(笑)。気付いていないだけか?

 

 通過中にレンズを上げ、最初に描いていた構図へ。

 

 さて、ほっとしている暇はありません。

 この列車は八王子で8両から4両に分割。さらに向きを変えて横浜線に進入します。私も愛車を横浜線沿線に向けました。