石下駅発行 国鉄線連絡乗車券~5 | 菅沼天虎の紙屑談義

菅沼天虎の紙屑談義

交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

昭和53年10月に発行されました、「石下から山前」の準常備片道乗車券です。

 

 

下館接続の両毛線着の券となります。

 

原型はA型券と推察されますので、「山前」の下に着駅が2駅は記載されていたものと考えられますが、「山前(足利と同額)」から先の両毛線の同一運賃の最遠の着駅を調べますと、「桐生」~1180円、「国定」~1280円、「伊勢崎」~1370円、「前橋」~1460円、上越線に入って同一運賃の最遠の着駅ではありませんが「高崎」~1570円となり、運賃順に2駅ならば「桐生」と「国定」となりますが、駅の規模的に考えますと「桐生」は可能性が高いのですが「国定」はちょっと疑問で、「桐生」の下の着駅は「伊勢崎」か「前橋」か「高崎」のいずれかであったのかも知れません。

 

この券が発行された当時、常総線の国鉄線連絡となる準常備片道乗車券は、水海道駅に設備されておりました「大阪市内」着の券が最遠の着駅の券と思われ、石下駅には「大阪市内」着の準常備片道乗車券が設備されていたのかどうかは不明ですが、恐らくは「大阪市内」着は補片での発売であったものと思われます。