お座敷やまなし満喫号を撮ってみて、旅する連休【中】 | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

9:02。
特急あずさ9号が発車して2分後、臨時快速お座敷やまなし満喫号は定刻に新宿駅を動き出した。

発車するとすぐ、かつて中央線の主役級だったE 257系と再会。
平日なら特急「湘南26号」として新宿に上ってくるが、土休日は回送の様子。
正直もったいない使い方だなぁと思う。
せめて昔の整理券制の快速にしても、十分需要はあると思うのだが…
ライナー列車の廃止と特急格上げは、正直なところ愚策だなぁと思う。

さて、発車してすぐに、車内改札がやってきた。
カレチ氏に聞いたところでは「満席」らしいのだが…
自分が乗った1号車では、数人がパラパラと乗るのみ。
ソーシャルディスタンスを取るために販売の制限を掛けてるかもとの由だったが、同号車で一緒に
なった人の話では「切符コレクターが、買っても乗らない人がいる」とも言う。

生粋の乗り鉄としては、苦労して切符を取ったんなら乗って欲しい…乗れない人もいるのに。

そんな話から、八王子までは展望室内でゆったり腰掛けながら会話が弾む。
そんな出会いもまた、乗り鉄の醍醐味だったりするのである。

列車は特急の後、かつての「ホリデー快速ビューやまなし号」や臨時特急にも使われるスジだから

いたって快調に、中央快速線を下っていく。


そして、普段しょっちゅう乗っている中央快速線も、お座敷列車の車内から見るとまた新鮮だ。


快調な走りで、まずは三鷹に停車。
定期の快速線電車を「2本待ち」させて先に向かう。

三鷹を発車すると、あるポイントで運転士が「サービス警笛」を鳴らした。
中央快速線屈指のビューポイントの一つである三鷹跨線人道橋である。
三鷹駅や車両センターの構内を一望し、鉄道ファンの他にも太宰治ファンにも知られる名所。
そこから眺めている親子連れであろう人が確認できたので、微笑ましいシーンだった。

だがこの三鷹跨線人道橋、近く撤去される見通しとの由。

この記事を読むまで、この橋がJR東日本の所有だとは知らなかった…

歴史の背景を考えると、苦渋の決断であろう。

ただ、近くに地下道もあり迂回にはさして困らないだろうが。


そして、国分寺に近づくと黄色い頭とヘッドライトが。

なんと、キヤE195が構内でレールを取り下ろしているところであった。

数ヶ月前も西武新宿駅横で目撃したし、すっかりレール輸送の主役として定着した感がある。


そして、地元国立を通過。

久しぶりに富士山の姿を認め、テンションが上がってくるのは地元民のサガw


立川に停車し、撮り鉄問題でクローズアップされた多摩川鉄橋も順調に通過。


今度は豊田でE491系「East-i」に遭遇。

この日の中央線は随分と事業用車づいていたな。


豊田車両センターから八王子、そして高尾へ…

高尾9:44着、42分と十分な健脚を示して走破した。

さぁここから山登り!というところで…


遮光幕、全閉。


まぁ中央沿線民としては、こうなるんだろうなってのは薄々予想はしていましたがね。

安全な運転を期すとなると、なかなか微妙な線引きになるなと改めて感じた由。

こうしていても身体が疲れてしまうので、指定された自席に戻りしばらくまったり過ごす事に。


…向かいの席の人が某46アイドルグループのファンのようで、ブロマイドと切符を一緒に撮ったり

していたから「誰推しなの?」とか吹っかけてみたのだが…

自分でも名前は知っている推しのブロマイドをちらっと見せて、あとは面倒そうに話していたので

さっと話を打ち切り、一人の世界に戻ることにした。

好きなことを聞かれている時くらいは、ちょっとくらい冗舌になっても良いと思うのにねぇ。

それでいて、聞いていない時に延々と喋り出すパターンが多いんだよな。


難しいもんだ、人というのは…


そんなことを考えていたら、神奈川県を経てあっという間に山梨県へ。

久しぶりの山梨旅は続く。