新潟 Hit and Away.

2021年9月20日の月曜日は敬老の日だった。管理人は土日が休みのサラリーマンなので、三連休になる。ところが土曜日は接近した台風でイマイチな天気。この日は二度寝を繰り返し昼頃に起床。

ところが日・月は少なくとも中部地方以北は晴れ予報が出ていて(大阪以南の天気予報は見てない…)とりあえず日月を寝て過ごすのはあまりに勿体ないと、土曜の午後から行き先を考え始めた。

連休の主なネタは、非電化の陸羽東線でD51 498が12系客車を牽引、釜石線のSL銀河は「台風接近の影響で」なぜかDE10牽引。仙台以北は心理的に遠い気がするので自走する気が起きない。高速バス+レンタカーという手はあるけれど、花巻からレンタカーを走らせたことのある釜石線はともかく陸羽東線は土地勘ゼロという理由で東北は却下。付け焼き刃で調べた撮影地はロクなことにならない。

関東は小湊鉄道やいすみ鉄道で彼岸花が咲いている。中部地方だと三岐鉄道の沿線ではソバの花が見ごろを迎えている筈。前者は撮影者の数に対してキャパが無さそうで考えただけで気が滅入り、三岐は気になったものの、もっと自然に囲まれた場所に行きたい!

ちなみに富山は稲穂が確実に刈られていそうだったので、却下。鉄分を抜きにして、アルペンルートに行こうかと悩んだけど、やはり鉄分を補充したかった。

そういうわけで土曜日の午後6時。大雨が降る中、マイカーのWキャブにカメラバッグ一式と寝袋を積み込み、出発。

国道254号線から北上し、熊谷辺りで国道17号線に入る。国道17号線ということで、行き先は新潟である。流石に三国峠を走る気は起きないので上越国境は高速を使用。月夜野から高速に乗り、谷川岳PAに到着。ここで仮眠。

私のトラックは標準キャブなので、幅が170cm。勿論、内寸はもう少し小さいけれど、良い感じの姿勢を見つけると身長170cmの管理人もしっかり睡眠できる。目覚ましを設定した翌日の3時半に「もう目覚ましなってる…起きなきゃ…」って感じ(伝わりますか?)

エンジンは切っているので、峠の夜は寒い。寝袋は持ってきて正解だった。

仮眠を終えて谷川岳PAを出発。塩沢石内で高速を降り、再び国道17号を北上。国道8号重用区間を少しだけ走って、燕市分水へ。

朝の国道は霧に包まれ、心配になるような空模様。ですが、霧に包まれた信濃川や、霧に沈むように遠くに見える山裾の田畑や街の風景は私には珍しい光景で、運転していて楽しかったです。

寺泊-分水 121M

6時には有名撮影地の信濃川分水橋梁に到着。 ちょうど、 越後線(上り)の 122Mが通過する頃は曇り空。晴れ予報を信じて新潟に来たんだけどナァと思いましたが、30分後のこの写真の頃には何とか。

寺泊-分水 125M 115系N36編成+N40編成

一時間後。直前まで光線全開でしたが、寸前で雲が流れてきて御覧の通り。もっとも、ファンご用達のGPV気象予報では8, 9時頃まで雲が抜けきらない予報だったので文句は言えない状況。

管理人の知識が無いので備忘録として書きますが、前の3両が弥彦色、後ろ3両が「懐かしの新潟色」です。それにしたって、6連の115系を撮影したのはいつ振りでしょうか。廃車回送なら2016年12月16日の115系N23+N27編成の長野配給の時。走っている写真なら、2016年のGWに側面が潰れた写真を撮った時以来です。ちなみにE129系を見たのもこのGWに水上に行ったとき以来です。2016年の時点で211系の導入が始まっていましたから、あまり顔ぶれは変わっていないワケですね。私が撮影していないだけです。(5年も前のブログのリンクは恥ずかしいので読まれなくても良いです…もっと写真の上手い方のブログは幾らでもあります…これは自分用といいましょうか…)

粟生津-分水 222M 115系N35編成

撮影地を移動して、跨線橋から。構図を探している間に来てしまった。影られたうえにシャッター速度が足らずに被写体ブレを起こしてしまったが、これはこれで写真として成立しているかなと思う。

この塗装は二次新潟色というらしいが、管理人としてはKATOのNゲージに付いている「リニューアル新潟色」という名前が馴染み深い。模型を始めたばかりの頃にいろいろと手を加えようとして、手元に残っていないが、買い戻したくなった。

分水-粟生津 129M 115系N33編成

構図を整えた。旧弥彦色の背景に弥彦山がよく見えている。手前の稲穂が刈られているのが物凄く残念なので、この組み合わせを是非とも次のシーズンにチャレンジしたい。

この時間帯は先ほど信濃川分水橋梁で撮影した6連が弥彦線を往復するのを追いかけるのが恒例だと思うが、弥彦線は光線がイマイチなので、この区間でロケハンしようと思ったのが運の尽き。トラックから降りて徒歩で歩けばいいものを、横着して車ごと農道に突入。厳しそうに思えてリバースで戻る際に脱輪。ロードサービスのお世話になった。

白山-新潟 1537M

気を取り直して、一時間ほど下道を走らせて信濃川橋梁へやってきた。

橋梁を線路より低い位置から撮るのは好きではない。どうにも傾いているように見えて、あとから失敗したなあと思うのである。そうはいっても、撮影地の候補がある訳ではないので止む無しである。素直に歪みの起きない構図で構えてみるが、障害物が多すぎる。

白山-新潟 143M 115系N36編成+N40編成

文字通り、直前まで構図に悩んだが、その成果は得られたと思う。青空も素晴らしい。

それなりに長いこと写真を趣味にしていて、今更感はあるが、 115系の6連を順光でしっかりと撮影したのはこれが初めてだと思う。115系を悔いなく撮影する第一歩にしたい。


143Mの撮影後、ファミレスに駆け込み昼食中。午後の信濃字橋梁の反対側から撮影する156Mはギリギリシーズンオフだろうと思われたので(実際はギリギリ影落ち回避していたかもしれない)SLばんえつ物語号の撮影に転戦することにした。

国道49号線で会津若松方面に進む。

山都-荻野「SLばんえつ物語」

山都-荻野の区間にある、ストレートをやや上から見下ろすような作例を見つけたので、是非とも真似しようと思ったが、長いこと人が立ち入っていないようで雑草が膝上まで成長していたので断念。

仕方が無いので、他に候補に考えていた場所に移動した。インターネットでは「山都のSカーブ」と呼ばれているようだ。撮影直後に背面の液晶を見て失敗したナァと思ったが、改めて現像してみると案外悪くないような気がしてきた。もっとも、煙室扉の下1/3が影になるのは完全に想定外である。

野沢-上野尻 「SLばんえつ物語」

国道49号の跨線橋へ先回りした。日没ではなく、山影に入っている場所になる。ススキが秋らしいといえば秋らしいのだろうが、今一つ物足りない感が拭えないのである。

跨線橋近くのパーキングにて。

ここでしばらく休みつつ、会津若松の近くにいるのだから、郡山まで進んで南下して自宅に戻るとか、只見線に行くとかが頭よぎった。脳内会議の結果、ばんえつ物語が消化不良なので新津駅バルブにしようと決めて国道49号線を戻ることにした。

新津駅 「SLばんえつ物語」

入線の15分ほど前に駅に到着した。これで最後くらいは一枚良いのを決めてやろうと意気込んでいたが、キハ110系の普通列車が入線。続けで「SLばんえつ物語」 が入線。おまけにどちらも同じタイミング出発してしまったので、現状ではどちらかが遅延しなくては編成全体をフレームに収められないようだ。

ここでも不完全燃焼感が拭えないが、新津駅のバルブ自体は以前から撮りたいと思っていたので、撮れてよかったという気持ちの方が強い。

キャブには、月末に控えたE4系新幹線の引退に合わせて記念プレートを差し込んでいる。もっと気の利いた構図でスナップ写真と決めたかったが、蒸気機関車に差し込まれたカラフルなプレートに一喜一憂する趣味ではなかったようで、食指が動かなかった。


翌日の月曜日も引き続き晴れ予報なので、朝の125Mを再履修しようとも思ったが、125Mを撮ると143Mまで新潟に残ることになり、連休最終日の大渋滞に巻き込まれることは必須だった。燃費の良いエコカーで趣味仲間と運転しているなら渋滞に巻き込まれるのも一興かもしれないが、管理人は一人でリッター8kmの燃費最悪トラックを走らせている。夜のうちに関東に向けて新津を出発することにした。

県道1号線を南西に進み、信濃川を越えた越後岩沢からしばらく飯山線沿いに南下した。十日町から県道334号線に入り、ひたすら直線に下り坂の続く大沢山トンネルで南魚沼まで出る。特に経路にこだわりはなく、Google Mapの案内に従っていたが、 県道334号線と大沢山トンネル、往路で案内されなくて本当に良かった。こんな坂道登りたくない。

塩沢石内ICから関越自動車道に乗って、往路と同じく谷川岳PAで仮眠…一旦は3時頃に目覚ましをセットしたが、眠かったので結局6時前まで寝て、そこから再出発(つまり、Wキャブの後部座席は良く寝れる)。花園や寄居で降りて八高線や秩父鉄道に行こうかとも思ったが、 疲れているのでそのまま自宅最寄のICまで高速に乗った。

8時頃に7時半頃に帰宅。足掛け3日間ではあるが、まさにヒットアンドアウェイの新潟遠征であった。管理人は語彙力に乏しいので、特に良い結果に終わると、感想がどうにも少なくなってしまうが、久々に晴天下で撮影出来て、リフレッシュできた。

ドラレコの設定ミスで映像が残らなかったのが悔やまれるが、阿賀野川の夕焼けや加茂市辺りで見れた花火など、夏のおわりらしい、良い風景だった。


マイカーで単独で遠征に行く際の費用はどうしても気になるので、少しだけ検証してみる。 今回は[埼玉~燕市~新潟~山都町~新津~埼玉]の計700kmを走行した。出発時に17.25L補給しタンクを満タンにした。道中26L+21.72Lを補給して、今の残量を見るとあと17Lくらいは入りそうだから、やはり燃費は8~9km/ℓといったところだろう。実際には最後に満タンに戻していないので、ガス代が8,000円。往路の高速代(月夜野~塩沢石打)が960円、復路の高速代(塩沢石打~所沢)が3050円の計12,000円となる。

ではマイカーを使わずに行くとどうだろうか。高速バスは所要時間5~6時間で本数も多い。再安価のバスは夜行バスでレンタカー屋の時間の都合があるから、4,000~5,000円払って昼行便になる。コンパクトカーを24時間くらい借りて6,000円。コンパクトカーで車中泊は無理なので、宿代が3,000円。新潟~燕市~新潟~ 山都町~新津~新潟が約200kmあるので、ガス代は多く見積もっても2,000円掛からない。復路の交通費は夜行バスを頑張れば2,000円。疲れて新幹線を使えば10,000円といったところだろう。

やはり、単独行であってもマイカーの方が圧倒的に安価だと思われる。夏場は無理だが、涼しくなる時期なら車中泊でしっかり休息が取れるので、長距離運転の不安も少ない。やはり、難点は燃費である。金銭的な要因以外にも、撮影では往々にして地方に行くことになるから、75ℓの燃料タンクは心もとない。とはいえ燃料タンクの交換の前に、他に直すべきところがあるので、そのうち考えたい。


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