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国鉄末期の1977年に登場したキハ40系気動車、1982年までに888両が製造され、ほぼ全国の非電化ローカル線に配置され、老朽化による置き換えが進み、既に、JR東海では2016年に、JR東日本においても本年のダイヤ改正にて撤退となりましたが、今なお、全国で500両余りが活躍しています。

そんな中、9月15日には、JR北海道より来春のダイヤ改正を機に、根室本線(新得-釧路)からの全面撤退と石北本線(旭川-上川)での大幅置き換えが発表されました。

本年7月現在、JR北海道では107両が在籍していますが、この置き換えにより50両以上の大量廃車になるものと見込まれます。

 

発表に関連して、今回はJR北海道・石北本線の旭川―遠軽をご案内します。

石北本線は、宗谷本線・新旭川から東に向かい上川・遠軽・北見を経てオホーツク海沿岸の街・網走までの234.0Kmの路線で、旅客列車については、新旭川始発・終着のものはなく、殆どが中核駅である旭川発着です。(特急列車については一部札幌)

 

ということで、旅の始まりは旭川から。2010年に完成した高架ホームで出発を待つキハ40.

 

東旭川駅。撮影同行者さんとの待ち合わせ場所に、訳ありで小生が指定しました。

 

 

 

撮影同行者さんが乗車してきたキハ40

 

旭川の郊外に出ると、大雪山系が望めます。

 

紅葉も終わりかけた白滝発祥の地を行く特急『オホーツク』

 

厳冬期のキハ40と特急『オホーツク』

 

 

2016年に廃止となり、信号所となった下白滝駅

 

丸瀬布駅、生涯学習館と併設しています。林業の街らしい駅の表札です。

 

 

 

瀬戸瀬駅、現行ダイヤでは、特急『大雪』の交換が見られます。

 

 

こんな天候でもダイヤ通りに定刻で交換しました。関係者の努力に頭が下がります。

 

雪の救世橋を行くキハ40

 

同じ橋ですが、晴れると一層冷え込み、湧別川も凍てつきます。

 

保線チームが遠軽へ向かっています。あと7~8Kmあるでしょうか?

 

紅葉の盛りを行くスラントノーズのキハ183特急『オホーツク』。

 

雪の遠軽駅。この時期でも自転車通学?

 

ホーム越しにターンテーブルが見えますが、まだ使えるのでしょうか?

 

遠軽駅の名物駅弁『かにめし』、毛蟹を使用しているとのこと、美味でした。

 

 

ご覧いただき、有難うございました。

なお、今シリーズでは、キハ40、キハ47、キハ48の3形式と改造により派生した形式を総称して『キハ40』としました。ご了解ください。