カラフルトレイン夜行列車特別ツアー(9月28日追記) | 鉄道きさらんど

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先月行われた豊橋鉄道渥美線でのカラフルトレイン夜行列車特別ツアーに参加した。

 

ツアーの流れは大まかに言って高師駅集合→出発→新豊橋駅で停車→三河田原到着→始発発車前の線路に降りて撮影会→解散 だった。

 

 
 
8月22日の0時20分までに高師駅に集合。高師駅を夜行列車は0時50分に発車した。
 
まず新豊橋方面に向かい、0時59分に柳生橋と新豊橋の間で特別停車。ここは東海道線と並行している区間で、貨物列車やサンライズを窓越しに撮る事ができた。特に1時台はEF6627牽引の貨物列車が走り、JR豊橋駅を1時35分に運転停車する下りサンライズも撮ることができたりとなかなか普段はできない深夜帯の列車を撮る体験ができた。
 
この時間帯にツアー代金に含まれる軽食である壺屋のいなりずしが乗客に配られて、小腹を満たしながら真夜中に車内でくつろいだ。ただ残念なのは渥美線はオールロングシートの電車しかないことで、同じ東海地方の地方私鉄の夜行列車でもクロスシート車を充当する岳南電車との大きな違い。ただし1車輛に10人しか乗らないのでかなりゆったりしておりロングシートを「C寝台」として横になって寝ることができてこれはこれで普段はできない楽しい体験だった。
 
2時14分に再び発車し2時15分に新豊橋に到着。深夜帯のツアー参加者しかいないホームから夜間滞泊している電車を撮れた。ここでもホームから東海道線の列車を見学でき、この地方は白昼堂々と走る姿を見られないスーパーレールカーゴを見られたのはよかった。
 
新豊橋を3時18分に発車し54分に三河田原に到着。自分はこの36分の間に仮眠をとったがすぐ終点に着くのでもちろん熟睡はできなかった。電車を降りたら5時まで始発電車が走り出していない三河田原駅の線路に降りて夜間滞泊中のカラフルトレイン5編成の並びを撮れる撮影会。まだ未明の暗い時間帯に、直前まで雨が降っていて足元が濡れた中でバラストの上を慎重に歩きながら電車に近づき、参加者各自が思い思いに写真を撮った。駅のそばの新聞販売店は配達のバイクが発車しており、1日が動き出しているんだなと思った。
 
5時近くにツアー代金に含まれていた1日乗車券を受けとって解散した。豊鉄の方曰く、このツアーは岳南の夜行列車ツアーを参考にして企画したとのこと。最近の地方私鉄や3セクで短い路線を往復する「夜行列車ツアー」がじわじわ増えていてこの流れに追随する事業者はどこだろうか?と楽しみになる。豊鉄渥美線は始発が早く三河田原駅を5時15分に始発列車が出る。始発列車の新豊橋行きに乗り三河田原を後にした。