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カーブ式会社とは?

カーブ式会社とは一部の鉄道ファンが呼称する京阪電鉄株式会社のニックネーム。カーブが多い線形であったことから、京阪電鉄「カーブ」式会社と呼称される。




カーブ式会社とは?

カーブ式会社とは、京阪電鉄の路線がカーブの多い線形ことから、それを揶揄したニックネームです。

現在は、天満橋~寝屋川信号所まで関西私鉄最長を誇る約12.6kmの複々線を有しているので、それを聞くとカーブが多いとは思えない印象ですが、複々線区間でも駅自体が大きい曲線やS字を描くカーブが多いことや、寝屋川以北はアップダウンのあるカーブも多く残っているため、カーブ式会社の名残もあります。

また、京津線も急勾配かつカーブが多く、カーブがあるところの一部にはスプリンクラーを設置してフランジ音(カーブを走行する時の軋む音)を緩和するなどの工夫が盛り込まれています。


カーブ式会社から生まれたモノ

カーブ式会社と揶揄されるくらいカーブが多い京阪。実は、そこから生まれた日本初のものが2つあります。回生ブレーキ空気ばね台車です。

回生ブレーキ

回生ブレーキは、1933年に京津線で採用されたものが日本初です。しかし、当時は下り坂での減速時のみ使用可能という制限もありました。

ちなみに、平坦な線路を走る車両に、日本で初めて回生ブレーキを採用したのが京阪2000系でもあります。


空気ばね台車

空気ばね台車は、乗り心地改善を目的として導入しました。

コイルばね台車を採用していましたが、カーブが多い京阪では、普通に走行していても乗り心地に難があったため、1700系で試験導入、そして1900系1810番台から本格導入しています。



参考文献

『京阪百年のあゆみ 資料編』 京阪電気鉄道経営統括室経営政策担当編

『鉄道ピクトリアル No.822 2009年8月号臨時増刊 【特集】京阪電気鉄道』 株式会社電気車研究会

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