2021年9月17日(金)

今年は特急ニセコ号がノースレインボーエクスプレスで運行されているので、この先もしかしたら乗る機会もないかもしれないと思い、函館まで日帰りで往復乗車してきました。

 

小沢駅7:08発の快速ニセコライナーに乗り、小樽8:01着、小樽8:44発の函館行臨時特急ニセコ号に乗ります。数日前に駅のみどりの窓口で往復の指定席を取ってもらったのですが、日帰り往復乗車するのでマニアだと思われたのか、往路は5号車、復路は1号車とそれぞれ先頭車両の窓側席を取って頂けました。

さて、最寄り駅が小沢駅なので、本来は倶知安から乗車すればいいのですが、せっかくなので余市駅での物販や然別~銀山~小沢~倶知安間の山間の景色なども楽しみたかったので小樽から乗車することにしました。

 

小樽駅に入線した臨時特急ニセコ号

 

乗車した5号車は窓側はほぼ空席がなく、通路側にも結構乗っていましたが、自分の席の隣は終着の函館まで空いていました。

いつもと違う高さから車窓を眺めているうちに定刻の9:07に余市に到着です。

 

余市駅ではご当地キャラクターの「ソーラン武士」がお出迎えです。

9分間の停車時間での特産品の販売には多くの乗客の皆さんが買い物をしていました。

自分もアップルパイとハイボールのワンコインセットを購入しました。

 

余市駅にて

 

停車中に5号車の先頭から

 

「ソーラン武士」に見送られて9:16に余市駅を発車です。

 

小樽で乗車前には飲み物しか買ってなかったので、写真を撮るのも忘れてアップルパイとハイボールをを頂きました。

アップルパイは美味しかったですが、すきっ腹にハイボールはけっこう効きました。

 

さて、列車は稲穂峠を越え、朝ここから出発した小沢駅で運転停車です。この間に車内を散策して倶知安到着までの間は3号車のラウンジで過ごしました。

 

3号車ラウンジ

 

倶知安駅には定刻の10:01着で10:04発、ここからニセコ駅までの間にニセコリゾート観光協会による車内販売が行われるので、席に戻ります。

 

倶知安出発後に羊蹄山が見えました。

 

さて、せっかくなので車内販売でどら焼きと飲むヨーグルトを購入しました。

 

このどら焼きが結構大きくて食べ応えがあり、おいしかったです。

 

列車はニセコ、昆布、黒松内を過ぎ、11:27に山線と室蘭本線の分岐点の長万部に到着です。

ここでは10分停車し、事前予約した長万部名物駅弁の「かなやのかにめし」の販売があります。

自分も事前に予約していたので買いました。

 

長万部のご当地キャラクター「まんべくん」に見送られて11:37に長万部を発車です。

ここからまたしばらくの間3号車ラウンジで過ごしてました。

 

かなやのかにめし

作りたてでまだ温かく、美味しく頂きました。

 

車窓から駒ケ岳が見えてくるころ席に戻りました。

 

森駅を過ぎ、ちょっと曇りがちでしたが、駒ケ岳はなんとか見えました。

 

赤井川駅で運転停車中に先頭から

この後、大沼駅、仁山駅でも数分の運転停車があり、新函館北斗駅でも数分の停車時間があり、対向列車や後続の特急列車の通過待ちがありました。こうした停車の度に先頭には撮影者が代わり代わりに来ていました。

 

さて、列車は五稜郭を過ぎ、終着の函館に定刻の13:40に到着しました。

 

函館駅に到着した特急ニセコ号

この後、車内清掃ののち、折り返し13:58発札幌行特急ニセコ号となります。

一旦改札を抜け、帰り用のお弁当と飲み物を購入した後、ホームに戻ります。

 

復路も先頭の1号車に乗車です。往路とは反対側の窓側で、降りるまで隣の席は空いていました。

復路の1号車は往路ほど混んでなく、窓側の席にも空席がありました。

自分と同様に往復乗車する方も少なからずいるようで、往路で同じ号車に乗っていた方もいました。

 

大沼と小沼の間の白鳥台セバット付近

遠くに観光船も見えました。

 

さて、帰りは朝が早かったせいか、眠気が強くなり、ここからしばらくウトウトしていて、気づくと長万部近くでした。

長万部駅には15:47着、15:58発なので眠気覚ましに車外に出てみました。

 

長万部駅にて

 

上りのイモ臨が停車中でした。

 

函館行特急北斗14号が到着です。

 

まんべくんに見送られて、長万部を発車しました。

 

さて、帰りも小樽までの切符は取っていましたが、小樽まで乗ると小樽には18:41着、そこから小沢駅まで戻るには小樽18:42発の快速ニセコライナーがありますが、1分乗り換えはたぶん無理なので、次の19:29発の長万部行に乗るとすると小沢には20:36着となります。では余市で降りれば18:20着で余市19:14発の快速ニセコライナーに間に合いますが、小沢には19:46着です。倶知安で降りれば17:25着で、倶知安18:22発の小樽行きに乗れば小沢には18:34着です。復路のニセコ号は倶知安を出た後、小沢駅で運転停車しますので、自分の降りる駅で降りられないもどかしい思いをするならばいっそのこと倶知安駅で降りたほうがいいと思い、倶知安駅で下車することにしました。(※次の日が休みであればゆっくり乗っていたかったのですが、残念ながら仕事がありましたので、早めに帰ることにしました。)

 

列車は順調に山線を走行し、倶知安には定刻の17:25着です。

倶知安駅に到着した特急ニセコ号

壁の向こうには10月31日から供用開始になる新ホームがあります。

名残惜しいですが、ここで降りて18:22発の普通列車で小沢駅に戻り、帰途につきました。

 

ということで、日帰りですがノースレインボーエクスプレスで運行されている特急ニセコ号に乗車し、旅を楽しんできました。

ノースレインボーエクスプレスには数年ぶりに乗車しましたが、大きな窓で高い位置から眺める車窓の風景は趣がありますね。往復先頭車両の比較的前の方の席でしたので前面展望もできて楽しかったですし、3号車の1階ラウンジからの低い位置から眺める景色も良かったです。

車両の老朽化もあり、5号車は空調が悪いのか少し暑く感じることもありましたが、今後もリゾート列車としてできるだけ長く活躍してもらいたいですね。また余市駅での特産品の販売や倶知安~ニセコ間での車内販売、ご当地キャラの出迎え・見送りなどのおもてなしや、沿線で住民や幼稚園・保育所の子供たちが手を振ってくれている姿なども見ることができましたので、今後も毎年運行が継続されると良いですね。