皆様こんばんは。ブログおよびホームページ管理人の神@北見です。

 

今日は直接所有している製品のネタではありませんが、興味深い話がありましたのでご紹介します。ついでにキハ58系も絡んできますが…。

 

先日トレインボックスブランドで、Tomixさんから117系の和歌山色が発売されており人気を博しているようです。私は気動車屋なので電車はあまり所有していませんが、トレインボックスさんは大手メーカーと共同で色々なバリエーション品を出しているので製品はチェックしていました。キハ58系では北陸シリーズを沢山出していましたね。

 

さて、そんな117系和歌山色ですが、こんなアナウンスが出ていました。

 

 

どうやら、製品仕様にエラーがあったようです。1ロットで大量に生産するのでしょうから、このようなエラーがあるとメーカーさんも大変ですね。。。

 

さて、エラーの内容を見てみると、

 

↑TNカプラーの胴受表現が異なっているようです。細かい!! 私だったら気づかなかったかもしれません(汗)

 

しかし、電車、特に117系に愛着のある方であればこういう細かい所でも気になってしまうのでしょう。117系自体は既に製品化されているので、恐らくメーカーさんは付ける部品を間違えてしまったのだと思われます。

 

ちなみにKATOさんの製品ではそもそもこのような作り分けがされているようには見受けられません…。Tomixさんのこだわりなのでしょうかね。

 

今回は非常に細かい点でしたが、このようなエラー発表がありました。さてこの件は自社内で発覚したのでしょようか、それともユーザーさんから指摘されたのでしょうか?どういう経緯だったのでしょうかね。

 

 

さて、Tomixさんでエラーというと、個人的にはキハ58系ではこれが一番の話題でした。以前も数回ご紹介しているキロ26・28のクーラー配置です。

 

↑キロ28 2300ですが左は線バネTN・旧集電の比較的古いロット、真ん中はSP仕様のTN・新集電の比較的新しいロット、右は最新ロットと思われます。良く見ると最新ロットだけクーラーの位置が異なります。

 

↑真横から見ました。一番手前が最新ロットのキロ28です。クーラーの間隔が異なっていますね。

 

↑上から見ました。一番手前(下)が最新ロットです。実はクーラーの位置は最新ロットのものが正しく、古いロットのものは間違っていることになります。

 

全体的にクーラーがずれており、一番右端(後位側)はほぼ間違いないのですが、間隔が広いので前に来るほどどんどん前にずれています。給仕室上にあったガラベンとの位置関係をみると一目瞭然ですね。

 

メーカーさんは最新ロットで修正しているという事は、このエラーに気づいたという事でしょう。しかし旧ロット製品を持っている人に対する救済は全くありません。メーカーに問い合わせても補修対象外と突っぱねられてしまいます。

 

しょうがないので、旧ロット製品に対してはクーラー移設作業を行いました。

 

 

 

 

↑急行「青島」編成を作った際に、旧ロット製品キロ28のクーラー間隔を修正しました。クーラー台座を1つを残して全て撤去し、開けなおすというとんでもなく面倒な作業をしなければなりません。加工の紹介も3回に分かれています…。

 

 

先に挙げた117系和歌山色の連結器胴受がエラー補償対象になるのに、キロ26・28のこんな大きな間違いは知らんぷりなのですね…。正直言って金払ってでも良いので新しい屋根板だけでも分売して欲しいものです。

 

 

ということで今回はTomixさんからエラー情報でした。

 

 

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。それでは次回もお楽しみに!!