南武線は南武線でも、ちょっと影の薄い浜川崎支線(以下南武支線)。
本線は昼でも10分ヘッドで6両のE233系が走る一方で、
支線は本数がガタッと減ってしまう、南部支線。
本数の少なさから、京急線の八丁畷駅での
乗り換え線に案内してもらえない南武支線。

そんな南武支線をトコトコと往復する205系1000番台を
見て乗ってきたのコトですよ!

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南武支線で最後の活躍を見せていた101系に代わって
2002(平成14)年に運用が開始となりました。
中央総武緩行線と山手線から、中間車のモハに運転台を
取り付け、JR東日本では珍しいクモハ+クモハの
2連で運転されています。

さらに2両編成はワンマン運転していいよ、という
JR東日本の内規により、ワンマン運転が実施されています。
ワンマン対応のため1000番台の区分が与えられました。

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種車となった車両は昭和生まれ。
もう35年も走っていますよ。

見た目は、中間車改造のためかそんな古くは見えないのですが、
そんなになるのか・・・

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さて、南部支線にまさかの新駅、小田栄駅が開業したのは
まだ記憶も新しい(?)2016(平成28)年のコトでした。

205系1000番台の帯と内装にちょっとした変化が起きたのですよ。

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こちらは小田栄駅開業前の205系1000番台です。
帯は緑と黄色の2色ですね。
ドア上にはクリームの帯も巻かれています。

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こちらは2016年以降の205系1000番台。
先頭寄りの帯が何やら変わった?

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真横から見てみたよ。
え? 小さくてわからない?

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これならどうだ。
五線譜と音符、NAMBU LINEの文字が入った帯に
リニューアルされたんですよ。
1時間に1~2本のローカル路線にしては、やるじゃん、JR!

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車内のシートモケットも、ト音記号と音符入りのモノに
交換されたんですよ。
たかが2両編成のローカル車両にしては、やるじゃん、JR!

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この国鉄フォントはいつまで見られるのでしょうか

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2003(平成15)年に改造・転属してきた第4編成ですが、
種車は中央総武線の、1985(昭和60)年製の車両。

余談ですが、205系1000番台に改造されたのは3編成。
ですが第1・2・4編成と付番され、第3編成はいないんです。

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ワンハンドルマスコンの運転台ですよ。
モニターの上に、カシオ?の目覚ましが乗ってる

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房総では209系に代わりE131系が、
相模線では205系500番台に代わりE131系500番台に、
日光線・宇都宮線では205系600番台に代わりE131系600番台に
それぞれ交代することが決まり、または投入されています。

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もしかしたら、205系1000番台、それと鶴見線の1100番台も
置き換え計画の中に入っているかもしれません。

101系の引退って、車両故障でセレモニーも何も吹っ飛んだんでしたっけ。

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でもね、この電車は大事に走っていてほしいな。
走行距離も、大していってないでしょ?
尻手-浜川崎間は4.1キロですもん。本数も少ないし!