撮り散らかし鉄の記憶

撮り散らかした鉄道写真の中から記憶に残るシーンを

三岐鉄道 伊勢治田(2011.9.18) 旧秩父鉄道 デキ203、デキ202 留置車

2021年09月17日 21時10分11秒 | 中小私鉄
10年前に三岐鉄道三岐線 伊勢治田駅で留置されている旧秩父鉄道のデキ200形を撮りました。
1枚目は、伊勢治田駅構内で留置されている手前はデキ203(旧秩父鉄道デキ203)、奥側はデキ202(旧秩父鉄道デキ202)です。



2枚目は引いて撮りましたが、伊勢治田駅構内でデキ203(旧秩父鉄道デキ203)を先頭に留置されている車両群です。
昨日はクモハ607(旧西武クモハ557)を先頭に留置されている旧西武の車両群を紹介しましたが、逆側から撮りました。



デキ200形は、1963年に秩父鉄道デキ200形としてデキ201~203の3両が登場しました。
それまで貨物輸送の主力として活躍していた50t級電気機関車のデキ100形の基本的構成は踏襲されています。
しかし、列車牽き出し時の空転防止を目的とした設計変更が行われた結果、台車の粘着性能に優れて、重量鉱石列車牽引の主力として運用されました。
一方、保守が面倒で軌道負担が大きいという課題もあり、秩父鉄道の貨物輸送量の減少に伴いデキ200形は早い時期に淘汰の対象となりました。

2000年にデキ202、203の2両が三岐鉄道に譲渡され、秩父鉄道の塗装のまま運用を始めました。
デキ200形は重連総括制御装置、ATSを装備していなかったため、主に東藤原駅の太平洋セメント東藤原工場内の入換用に使用されました。
中部国際空港の建設用埋立土砂輸送の終了後は電気機関車に余裕ができたこともあって休車状態になり、この年の3月に引退して伊勢治田駅に留置され、2013年に解体されました。


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2 コメント

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Unknown (秩父産のおっさん)
2023-05-09 11:55:40
解体ですか(T_T)子供の頃散々遊んでもろうたで、淋しい限り線路周りで遊ぶにデキの区別出来んと危ないデキ200から500は急いで退避
ご来訪有難うございます (HK559)
2023-05-12 00:35:46
秩父産のおっさんさん

ご来訪頂きまして、有難うございます。
ご返信が遅れまして恐れ入ります。
昔懐かしい車両を紹介できて良かったです。

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