KATO　115系1000番台 JR東海車への追加加工(6)

以前に、KATO製115系1000番台（湘南色）を加工してJR東海仕様の3両編成を作りましたが、パンタグラフをPS23に変更（2020年11月）出来たことでホッとしてしまい、仕上げ作業を残したままの状態で中断していました。

JR東海仕様に加工した115系1000番台の3両編成

【残された課題】は次の通りです。

①パンタ周辺：屋根板の角穴を塞ぎ、パンタ置台を塗装する。

②車番：静岡車両区所属の車番に変更する。

③所属標記：高シマ→静シスに変更する。

④JRマーク：サイズ200→サイズ100に変更する。

⑤側面方向幕のHゴム色：銀色→黒色に変更する。

⑥最終仕上げ：クリア塗装の実施

上記課題を順に着手することにします。

①パンタ周辺：屋根板の穴を塞ぎ、パンタ置台を塗装する。

前回（2020年11月）、屋根板を加工してKATO製のPS23を取付可能にしました（→こちら）。

パンタ搭載箇所の屋根板中央部分に長手方向の溝を作る必要があり、長方形の切り込みを入れただけで、底が抜けた状態になっています。

当初、PS16B用に開けた取付穴痕をφ1mmの光ファイバーの切れ端で埋めると共に、裏面から角穴より少し大きめの0.3mm厚のプラ板を貼り付けました。

角穴の底板とパンタ置台を屋根板と同じ色に塗装しました。底板はGMの缶スプレーで吹付、置台はミッチャクロンマルチで下塗りしてから灰色を筆塗りしています。最も手間の掛かった屋根板の加工はこれで完了です。

②車番：静岡車両区所属の車番に変更する。

静岡車両区に所属していた115系3両編成で、3両とも1000番台で編成されていたのは、唯一S1編成(2006年9月廃車)のみで、熱海方からクモハ115-1039＋モハ114-1053＋クハ115-1040 米原方の組成でした。この編成の車番に変更します。

変更前のクモハ115-1019です。元の車番の下2桁の数字をカッターナイフの先端で削り取って、白色数字のインレタを転写します。使用したインレタは、元の数字とほぼ同じサイズのくろま屋製の「近郊形電車111．113系車番」(品番85)で、二桁の数字が並び好都合です。

元クモハ115-1019 → 1039に改番

元モハ114-1033 → 1053に改番

元クハ115-1016 → 1040に改番

③所属標記の変更，④JRマークのサイズ修正，⑤側面方向幕のHゴム色の変更を行います。

変更前のクモハ115です。製品では新前橋電車区所属を示す高シマになっており、静岡車両区所属を示す静シスに変更します。実車のJRマークは、先頭車両の3位側にオレンジ色で小形のものが貼ってあります。かつて市販されていたJRマークのインレタで最小のサイズ200を仮転写していましたが、実車は更に小さいサイズのものであるため、別途オークションで入手したサイズ100のインレタに変更します。最後は窓ガラスです。ドア窓・戸袋窓のHゴムが黒色の窓ガラスパーツを使用していますが、何故か側面方向幕のHゴムのみ銀色となっています。