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2021年9月15日、阪急宝塚線では信号設備の点検に伴うダイヤ乱れのため一部の「特急日生エクスプレス」が川西能勢口駅で運転を打ち切る事態が発生した。それに伴い「特急日生エクスプレス川西能勢口」や「特急川西能勢口」「特急日生エクスプレス雀丘屋敷(走行位置案内上)」「特急雀丘屋敷」(発車標上)などの列車が急遽運転されることとなった。
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【ことの発端は「信号の緊急点検」】
阪急電鉄の列車運行情報によると、2021年9月15日19時41分ごろ、阪急宝塚線川西能勢口駅付近で発生した信号設備故障の影響で、阪急宝塚線・能勢電鉄線でダイヤが乱れる事態が発生した。これに伴い阪急宝塚線から能勢電鉄に乗り入れる「特急日生エクスプレス」の一部列車が運休・能勢電鉄線内運休となり川西能勢口で運転を打ち切ることとなった。

特急日生エクスプレス川西能勢口、車両側の行先表示はできていても・・・]
急遽「川西能勢口〜日生中央間運休」の特急日生エクスプレスが運行され、車両側でも『特急日生エクスプレス川西能勢口』の表示が急遽(過去に使用歴あり、能勢電鉄でも2両編成と5108編成で整備されている)準備された。ただ、発車標で使用される行先表示は種別が『特急』、行先が『日生エクスプレス日生中央』で区別されているためなのか『特急川西能勢口』の表示で運転されることとなった。

特急川西能勢口、遂に『日生エクスプレス』が消える]
ある列車では「日生エクスプレス」の表示を外したただの『特急』川西能勢口行きとして走る列車も登場する事態に。

特急日生エクスプレス雀丘屋敷 特急雀丘屋敷、結局川西能勢口駅1号線が終着に]
阪急の発車標・走行位置案内ではさらに意味不明な案内として『特急日生エクスプレス雀丘屋敷』『特急雀丘屋敷』という案内が出される事態も発生、結局この列車は川西能勢口駅の1号線で運転を打ち切りそのまま平井車庫へと入庫しました。一体何故行先が「雲雀丘花屋敷」になったのかは不明だ。

【今度は阪急神戸線でも・・・】
21時22分ごろ、今度は阪急神戸線岡本駅付近で下り特急と乗用車が衝突、乗用車が上り線を支障するかたちで駅構内(上り線路上)に突入する事故も発生しました。
このため夙川駅〜新開地駅間で運転を見合わせており本日(9月15日)中の運転再開は見込めないとのことだ。
運行情報詳細:
※9月16日の始発より通常ダイヤで運転を再開しました。


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【解説:イレギュラーな「特急日生エクスプレス」】
通常平日朝に「日生中央→大阪梅田」、夕方に「大阪梅田→日生中央」の経路で運転される『特急日生エクスプレス』ですが、ダイヤ乱れ時には特殊な『イレギュラー』運転を行うことがあります。

[日生中央→川西能勢口]
実例:2018年10月12日
阪急宝塚線・JR宝塚線の両方で人身事故が発生した際の能勢電鉄線内完結運用で運行された「特急日生エクスプレス」。


[川西能勢口→日生中央]
実例:2020年3月13日
阪急宝塚線内で発生した車両故障により送り込みの列車が梅田駅(現:大阪梅田駅)にたどり着けず、急遽川西能勢口始発の日生中央行きとして平井車庫から緊急出庫してきた車両が充当された事例。前代未聞となる「宝塚方面からやってくる『特急日生エクスプレス』」ができあがりました。


[川西能勢口→大阪梅田]

実例:2018年7月6日
西日本豪雨に伴う阪急宝塚線雲雀丘花屋敷駅以西・能勢電鉄山下駅〜妙見口駅間不通により能勢電鉄の「特急日生エクスプレス」が全便運休(能勢電鉄側で臨時に「土曜ダイヤ」が使われたため)となった際に川西能勢口駅始発の梅田(現:大阪梅田)行きとして運転された『特急日生エクスプレス』。こちらはなんと川西能勢口駅の夜間留置線から登場してきました。

[一体幕にも一応存在『特急日生エクスプレス川西能勢口』 ]
 
実例:2017年11月18日
能勢電鉄5100系のうち、種別行先表示装置が『幕』式となっている「5108編成・5124編成・5142編成」には「特急日生エクスプレス川西能勢口」 の表示が入っています。他編成にそのような幕はなく、仮に能勢電鉄の車両が「特急日生エクスプレス」に入ったとしても通常は『日生急行』幕を使用します。そのためこの幕の出番はありませんが、イベント中に急遽使われることもあるのだとか。