おはようございます。
本日も、引続き特急あそぼーい!の乗車レポートを投稿してまいります。
肥後大津から先、終点の熊本までは電化区間です。
肥後大津は、阿蘇くまもと空港の最寄り駅とされていますが、以前豊肥本線から分岐して新線を敷設し熊本空港へ乗入れようとする計画が存在していました。
原水を通過。
熊本空港へのアクセス鉄道は、豊肥本線からの分岐、モノレールの新設、熊本市電の延伸と、3つの案が比較検討されました。
3,000m級滑走路を持ち、台湾や香港からの定期便も乗り入れる空港です。
三里木を通過。
2006年2月に熊本県が発表した計画では、この三里木を分岐駅としつつ、片道10kmの鉄道を建設する案が最有力視されていましたが、予算オーバーを理由に議論は進んでいないようです。
ただ、計画そのものは本日現在も白紙撤回されていないのが現状です。
どのような空港アクセス鉄道ができるか楽しみですね。
まもなく光の森。
菊陽町に位置しますが、駅名は隣接する光の森団地に由来します。
光の森には18:02の到着。
肥後大津を過ぎると、電車の乗り入れが多くなります。
併せて、駅のホーム有効長も、豊肥本線内の他の駅より少々長く感じられます。
以前、熊本から787系が6両編成で乗り入れていた頃の停止位置目標が残っています。
ホーム有効長が長いのは、その関係かもしれません。
まもなく武蔵塚。
手前の光の森と同じく、特急を含めて定期列車が全て停車します。
武蔵塚には18:08の到着。
近くに宮本武蔵の墓があることから、この駅名となりました。
武蔵塚では肥後大津行の各駅停車と列車交換を行いました。
白川の鉄橋を通過します。
速度は80km/h前後だと思います。
夕暮れせまる中、列車は一路熊本を目指します。
竜田口を通過。
列車交換が可能な駅となっています。
2003年までは貨物用ホームもありました。
白川の鉄橋を通過。
ここでは単線トラス橋があります。
進行方向右側より白川を望む。
肥後大津~熊本間の各駅停車は、基本は2両ですが、時間帯によっては4両で運転される場合もあります。
また、少数ではありますが鹿児島本線へ乗り入れる各駅停車も設定されています。
東海学園前を通過。
その名のとおり、近くには東海大学の校舎があります。
神奈川県には東海大学前駅がありますが、似たような名前で東海学園前駅が熊本県にあるのですね。
引き込み線が見えてきました。
もうすぐ水前寺です。
場内注意。水前寺停車。編成4両。
まもなく水前寺。
1990年代は、この水前寺が豊肥本線の電化区間の終わりでした。
水前寺では、各駅停車の到着を待ってから発車しました。
本線出発進行。水前寺発車。定時。
この写真からでも、隣駅の新水前寺が見えます。
新水前寺へ向けて25パーミルの上り坂を上ります。
これは熊本市電をオーバークロスするための立体交差です。
新水前寺駅は単線片ホーム式の駅となっています。
最後の途中停車駅、新水前寺には定刻18:18に対して18:19の到着。
今こそ787系はこの区間へ乗り入れませんが、停止位置は6両のものが残されています。
駅ホームも6両分の長さがあります。
25パーミルの坂を駆け下ります。
次は、いよいよ終点の熊本です。
ある区間にて。
速度制限標識ではありますが、高と低は何が違うのでしょう。
関東では見かけない標識です。
南熊本を通過。
南熊本を通過すると、すぐにブレーキがかかりました。
まもなく速度は40km/h前後まで落ちました。
減速した理由は、この平成駅です。
ここで対向列車と行き違いのため停車するのです。
一線スルー構造で、左側が本線となっています。
平成には18:24の到着。
運転停車のみで、ドアは開きません。
駅ホームは6両分の長さが確保されているようです。
平成を出ると、次の駅はいよいよ熊本です。
前方に夕暮れが見える中、白川の鉄橋を渡ります。
熊本市街地が見えてきました。
終点もまもなくです。
右に大きくカーブする途中で、九州新幹線の線路が見えてきました。
写真左側には車両基地もあります。
鹿児島本線と合流しました。
この先には立体交差化された熊本駅があります。
貨物列車が行き来することもあり、前後の勾配はかなり緩く設定されています。
まもなく終点の熊本。
左側に見えるのは肥薩線のディーゼルカーです。
終点、熊本には18:29の到着。
長旅お疲れ様でした。