皆様、こんにちは。

 

 

本日も、引続き特急あそぼーい!の乗車レポートを投稿してまいります。

 

 

豊後竹田では運転士交代が行われました。
交代後、すぐの発車です。

 

豊後竹田から宮地までは、山間の中を走るために駅間距離が長いのが特徴です。

 

 

豊後竹田を出発後、稲葉川の鉄橋を渡ります。

 

 

豊後竹田~宮地間を走る普通列車は、1日5往復が運転されています。
一度逃すと3~5時間ほど間隔が開く時間帯があります。

 

 

続いて玉来川を渡ります。

 

 

この特急あそぼーい!は2011年6月に運転を開始しました。
それまで熊本~宮地間で運転されていたSL列車を引き継ぐ形で走り始めました。

 

 

2011年10月から2013年2月までは、毎月1度の土日または3連休に限り博多まで足を延ばしていた時期がありました。

現在は残念ながら博多まで足を延ばすダイヤが設定されていません。

 

 

単線トンネル内にて。

やっと、思い描いていた写真が撮れました。

 

 

2010年まで走っていたSL列車は、その後塗装変更と内装のリニューアルが施され、今も現役です。

 

 

まもなく豊後荻。

ここでは九州横断特急が待機していました。

この九州横断特急、運転開始当初は熊本でスイッチバック後、肥薩線の人吉まで乗り入れていました。

 

 

豊後荻には16:42の到着。

 

 

列車は引続き森の中を進みます。
乗車率を考えると、あそぼーい!は4両編成がちょうどいいかもしれませんね。

 

 

ただ、このような立派な展望席があることを考えますと、熊本~別府間は少々物足りなさを感じます。
もうちょっと遠くまで乗りたいな。

 

 

この区間の上り坂は、最も急な場所で25パーミルです。

立野のスイッチバック到着前は、もっと急な場所があります。

 

 

波野を通過。

黄色いディーゼルカーが退避しています。

 

ここから先、所定カメラの電池切れに伴い、別カメラでの写真をお届け致します。

 

 

次の宮地までは、大小いくつものトンネルが連続します。

 

 

進行方向左側より。

山の向こう側に見えるのは、どこの街並みでしょう。

阿蘇市かな?


 

トンネル内ではありますが上り坂が続いているようです。

 

 

2017年以前には、博多~ハウステンボス間でも臨時列車として運転されたことがあります。
長崎本線の各駅には、特急あそぼーい!の乗車位置案内が今も残されています。

 

 

線路横に小さく見えるのは、警笛鳴らせの標識です。

写真には写っていませんが、警報機も遮断器もない踏切が数多く設置されています。

 

宮地到着前に、列車は90度カーブを3箇所通過します。

 

 

まもなく宮地。

右側には各駅停車として走るキハ47系ディーゼルカーが待っています。

 


宮地には定刻17:05に対して17:12の到着。

 

 

宮地には転車台が残されています。

これはSL列車が熊本から乗り入れたときの名残です。

恐らく今も現役で稼働すると思います。

 

 

地図帳で見た限りの情報を申しますと、宮地の駅からずっと南へ辿っていくと、南阿蘇鉄道の高森駅へ到達します。
観光地が多いこともあり、ここまで鉄道がつながってくれると嬉しいですが、実際には難しいかな?

 

 

いこいの村を通過。
モーモーファーム竹原牧場や、みんなの森オートキャンプ場が近くにあります。

 

 

阿蘇~肥後大津間は、2016年の熊本地震さらに2018年の台風の影響で長い間不通となっていました。
しかし、2020年8月に運転を再開しています。

 

 

本線場内進行、阿蘇停車、4両。

 



まもなく阿蘇。

 


阿蘇には定刻17:11に対して17:17の到着。

 

 

2号車の売店では、乗車記念グッズの他に軽食や飲み物も発売されています。
折角乗車したのでと思い、ここではサイダーを1本購入することにしました。

 

 

内牧を通過。

列車交換は行われませんでした。

 

 

目の前にある山は阿蘇山か?と思いきや、実際の阿蘇山は進行方向左側に見えます。
この写真に写っているのは別の山のようです。

 

 

市ノ川を通過。

ここは片ホーム式の駅となっています。

 

 

まもなく赤水。

キハ200形の青色ディーゼルカーが交換待ちをしています。

 



赤水には定刻17:20に対して17:27の到着。

隣接するゴルフコースやリゾートホテルの数を見ますと、阿蘇より赤水が若干多いです。

 

 

キハ220形ディーゼルカーは、赤色と青色の混結も可能なのですね。

 

 

この豊肥本線には、沿線にゴルフコースやリゾートホテル、風力発電所が設けられています。
しかし、温泉は勿論、大学も設けられています。

 

 

もっとも有名なのは、恐らく東海大学と言えるかもしれません。
赤水駅から少し離れた場所に、東海大学の阿蘇校舎があるのです。

 

 

赤水の隣は、スイッチバックを備えた立野です。
立野へ向けてのトンネルを通過します。

 

 

制限解除。

ここから上り坂は一気に急になります。

最大で33パーミルの坂道を上ります。

 

 

沿線には熊本地震からの復旧・復興への感謝を表す看板が設けられています。
地震発生から4年後の全線運転再開は、沿線住民にとって、さぞ嬉しかったことでしょう。

 



先ほどの看板は、撤去や移設をすることなく、末永く設置されることを願うばかりです。

勿論、お手入れも忘れずに。


 

新阿蘇大橋が見えてきました。

災害復興からのシンボルの1つと言えるでしょう。

 

 

場内注意。

もうすぐ立野の駅と申したいところですが、その手前のスイッチバックとなります。

 

 

制限35。

スイッチバックのポイントを曲がるための速度制限です。

 

 

写真向かって左側が立野の駅へ向かう線路です。

箱根登山電車と違い、ここのスイッチバックは列車交換が出来ない構造なのですね。

 

 

勿論4両停止位置に止まります。

停車後、運転士さんは1号車へ移動します。

 

JR東日本だと、スイッチバックの場合、運転士さんは所定位置の運転台からバックギアを入れて後退しますが、JR九州はそうではないみたいです。

 

 

このスイッチバックは、ななつ星in九州が乗り入れることを考慮してか、8両分の長さが確保されています。

 

 

引き込み線がどんどん離れていきます。
線路を引き直したのがよく見えます。

バラストは勿論、枕木も新しいのに交換されています。

 

 

カーブする線路は、別府へとつながる豊肥本線の線路です。

言い換えれば、今までやってきた道です。

 

 

立野は8両編成が入れるスペースが設けられていますが、駅のホームは5両分です。

 


 

このダブルクロスポイントを通過すると、もうすぐ立野です。

 

 

立野には17:42の到着。

車内アナウンスでは「この列車はすぐの発車となります」と流れますが、実際には3分近く停車します。

 

 

3分近く停車しないと、運転士さん、向きを変えられないのです。
運転に手間がかかりますが、坂を上り下りする上で大変重要な仕組みです。

 

 

アンダークロスするこの道路は豊後街道です。
先述の南阿蘇大橋へとつながっています。

 



立野から先は一気に下り坂を駆け下ります。


 

豊肥本線は2020年8月に全線で運転を再開していますが、立野で接続する南阿蘇鉄道は今も一部区間が運休です。
こちらも、全線運転再開が待ち遠しいですね。

 

 

制限65。

エンジンブレーキを使いつつ坂道を下ります。

 

 

瀬田を通過。

近くには阿蘇大津ゴルフコースが設けられています。

 

 

ここも下り坂が続いている区間です。

 

余談ながら、立野のスイッチバックは、ななつ星in九州のみ、バック運転で通過するそうです。

 

 

肥後大津が近づくにつれ、森と山の景色は、徐々に都会の景色へと変わってくるように思えます。

 

 

夕暮れ時が近づく中、もうすぐ肥後大津です。

場内進行、肥後大津停車。

 

 

肥後大津から先、終点の熊本までは電化区間です。

早速ですが架線柱と電線が見えてきました。

 

 

キハ200系と813系は、どれも豊肥本線の各駅停車として運用されています。

 



肥後大津には17:54の到着。
阿蘇くまもと空港の最寄り駅です。

明日は、終点の熊本に到着します。
どうぞお楽しみに!