関東鉄道常総線 石下駅 終日無人化 | 菅沼天虎の紙屑談義

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交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

関東鉄道常総線の石下駅です。

 

 

現駅舎は平成3年2月26日に改築された駅舎で、駅前に停車中のバスは1日3本のみ運行されております、石下駅~つくばセンター~土浦駅の「関鉄パープルバス」の路線バスで、平成13年6月1日に全路線を廃止して廃業した「茨城観光自動車」も、かつては石下に発着しておりました。

 

 

 

 

 

石下駅には自動券売機が設置されておりますが、窓口の営業は平成25年5月16日から、午前中の7:00~11:00に縮小されています。

 

 

 

 

 

 

改札口右横の掲示です。

 

 

2021年9月11日から、午前中の窓口営業が無くなり、終日無人化される事が告知されています。

 

 

 

 

 

石下駅での通常の乗車券の発売は、自動券売機または窓口端末機での機械発行券での発売となっており、窓口では普通入場券、常総線往復割引きっぷ、補充式の普通回数券など、僅かの券が手売り券で残っておりました。

 

◆普通入場券

 

 

 

140円の料金変更印押しの券で、訪問日は石下駅では普通入場券は売り切れとなっており、水海道駅で発売されている石下駅の普通入場券を購入し、石下駅で入鋏スタンパーのみ押印して戴きました。石下駅の普通入場券は、今後も水海道駅で発売が継続されますので、いずれは「料金150円」の新料金券に切り替わるものと思われます。

 

 

 

 

 

◆常総線往復割引きっぷ

 

 

BJR/てつどう/じどうしゃ緑地紋券となります。

 

準常備式の券で、石下発着は「守谷~南守谷 間」が1300円、「戸頭~取手 間」と「下館」が同一運賃で1500円の2段の準常備式となります。

 

「常総線往復割引きっぷ」は無人駅発着となる区間の券も設定され、守谷駅などで発売されておりますので、折り返し側の着発駅では石下発着の券が継続発売されるものと考えられます。

 

 

 

 

 

◆普通回数券

 

関東鉄道の普通回数券は、自駅発は自動券売機または窓口端末機で発行されますが、無人駅相互間などの他駅発には対応していないため、補充式の普通回数券の設備が残されておりますが、発行箇所に「石下」のゴム印が押印された普通回数券は、今回の終日無人化で発売が終了した事になります。

 

 

こちらはJPR/てつどう青地紋券の古い券が残っておりました。

 

関東鉄道の「井口印刷」調製と見受けられる「JPR/てつどう地紋」券は、平成10年頃より「日本交通印刷」の調製と見受けられる「BJR/てつどう/じどうしゃ緑地紋」券に順次切り替わりましたので、この補充式の普通回数券は20年以上前に調製された券と推察されます。

 

石下駅は、水海道~下館間のいわゆる「常総北線」の区間では、下館、下妻に次ぐ主要駅で、快速列車の停車駅でもありますから、今回の終日無人化は予想だにしませんでした。