1988年に営業運転を開始した小田急1000形。
小田急1000形全編成ガイドでは、各編成ごとの特徴やデータをまとめています。

1096Fの概要

リニューアルに伴う組み替えで登場した比較的新しい編成で、4両の1052Fと6両の1252Fを組み合わせて誕生しました。
先頭車を中間車化した車両が編成内に含まれていることが特徴で、他の中間車とは異なる外見が目立っています。
また、サハ1396は組み替え時にパンタグラフを撤去しており、撤去跡が残っています。

4両や6両が多い1000形では、この組み替えの流れが続くと思われましたが、中間車化を伴う改造は1096Fを最後に行われなくなり、1095Fと合わせて2編成しか存在しない希少な編成となりました。
2021年1月からは東京2020オリンピックの装飾車両とされ、9月にパラリンピックが閉会するまで走りました。

10両固定編成となったことから、改造後は専ら優等列車を中心に活躍してきましたが、各駅停車の10両化が行われたことで活躍の範囲が広がり、現在は各駅停車から快速急行まで幅広く充当されています。

編成表

クハ1096-デハ1046-デハ1146-サハ1196-サハ1296-デハ1246-デハ1346-サハ1396-デハ1446-クハ1496
※左側が新宿方

製造区分

クハ1096:1次車
デハ1046:1次車
デハ1146:1次車
サハ1196:1次車
サハ1296:1次車
デハ1246:1次車
デハ1346:1次車
サハ1396:1次車
デハ1446:1次車
クハ1496:1次車

製造所

クハ1096:東急車輛製造
デハ1046:東急車輛製造
デハ1146:東急車輛製造
サハ1196:東急車輛製造
サハ1296:日本車輌製造
デハ1246:日本車輌製造
デハ1346:日本車輌製造
サハ1396:日本車輌製造
デハ1446:日本車輌製造
クハ1496:日本車輌製造

旧番号

クハ1096:クハ1052
デハ1046:デハ1002
デハ1146:デハ1102
サハ1196:クハ1152
サハ1296:クハ1252
デハ1246:デハ1202
デハ1346:デハ1402
サハ1396:サハ1352
デハ1446:デハ1302
クハ1496:クハ1452

竣功日

クハ1096:1987年12月23日
デハ1046:1987年12月23日
デハ1146:1987年12月23日
サハ1196:1987年12月23日
サハ1296:1989年1月14日
デハ1246:1989年1月14日
デハ1346:1989年1月14日
サハ1396:1989年1月14日
デハ1446:1989年1月14日
クハ1496:1989年1月14日

車体修理竣功日

クハ1096:2017年1月17日
デハ1046:2017年1月17日
デハ1146:2017年1月17日
サハ1196:2017年1月17日
サハ1296:2017年1月17日
デハ1246:2017年1月17日
デハ1346:2017年1月17日
サハ1396:2017年1月17日
デハ1446:2017年1月17日
クハ1496:2017年1月17日

1096Fの写真

20181111_01

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