皆様こんにちは。ブログおよびホームページ管理人の神@北見です。

 

先日はTomixさんから今月発売のキハ56・27モデルチェンジ車(パノラミックウィンドウ車)についての製品案内が色々出ていましたが、この中で気になるものがありました。

 

 

↑9月9日に公開されていたN情報室です。

 

この中では、今製品には選択式でトイレタンク(循環式汚物処理装置)が同封されるようです。

 

 

北海道のキハ56・27では100番台・200番台車を中心に1980年頃以降に同装置の取付が進められました。これは札幌駅高架化に伴う黄害対策ではないかと思います。特にJR化後は殆どの車両に同装置が付いていましたので、今回同封されるのは非常に有難いですね。

 

さて、サンプルの写真を見ても分かりますが、同装置が付いても真っ黒で何だか良く分かりません。

 

ちなみに過去には一部キハ58系やキハ183系の整備としてトイレタンクの取付を試みていました。

 

↑2021年6月6日の記事では、キハ58系急行「みよし」へのトイレタンク取付を試みていました。

 

↑2021年5月29日の記事ではキハ183系への取付をご紹介していました。

 

これらはTomixさんから分売されている汎用のトイレタンクを取り付けています。

 

↑トイレタンク取付を行ったのですが、暗くて良く分かりません。

 

↑キハ58系急行「みよし」セットです。これは製品のままの状態です。

 

↑トイレタンク取付後です。正直言うと真っ黒で良く分かりません。

 

実車の循環式汚物処理装置ですが、色々写真を見てみるとタンク本体はFRP樹脂の色のままであることが多く、やや黄色がかったくすんだ色になっています。こういう色は何とも表現しづらくて難しいですね…。

 

今回、色々な参考写真などを基にトイレタンクの塗装を試みてみたいと思います。

 

↑Tomix製の循環式汚物処理装置パーツです。長いので以降トイレタンクと呼ぶようにします。タンク本体も含めて黒色で一体成型です。

 

↑色合いはなかなか難しいですが、ねずみ色1号とクリーム4号を調合してみました。

 

↑クリーム4号に、ねずみ1号を少し垂らすくらいにしました。

 

↑混ぜました。ちょっと分かりづらいですがこんなもんかな。

 

↑とりあえず4つを筆塗りしてみました。色合いはこんなもんでしょうか…。

 

↑これが塗装前のトイレタンクです。黒色で良く分かりません。

 

↑塗装済みのものと交換しました。目立ちますね。目立ちすぎて筆塗りの跡が分かってしまいます(汗)

 

↑編成に入れてみました。トイレタンク付きの妻面が先頭になることはありませんからね。中間に入れれば仕上がりとしてはまぁまぁでしょうか。

 

では、ウチで残っていた他のトイレタンクも塗ってみます。

 

↑わぁ、まだ沢山あります…。使用頻度高いですから。

 

↑全部で50個弱ありました。

 

さてこれを1個1個塗って行きます。これだけで相当面倒な作業です。

 

↑1時間程度で完了しました。

 

↑慣れてくるとはみ出ししないように塗れるようになってきました。

 

↑では試しに既に取り付けていたキハ183系のタンクを、塗装済みのものと交換します。

 

↑見えませんが、既にトイレタンク取付済みでした。今回塗装済みのものと交換します。

 

↑交換しました。当然未塗装のものが余ってきます。

 

↑やはり塗装した効果はありますね。

 

↑ぱっと見でトイレタンク付きであることが分かります。しかし2000年頃以降のキハ183系は床下機器が黒色塗装で統一され、その際にトイレタンクってどうなったのでしょうか? 一緒に黒に塗られてしまったのかな?そうだとすると比較的最近の仕様のものは黒色のままのものを付けておいた方が良いのかもしれません。

 

↑先ほどは50個ほど塗りましたが、ほぼ使い切ってしまいまた未塗装のものが山ほど出てきました。

 

トイレタンクの色合いは車両の状態にも依るのでなかなか表現が難しいです。検査等で床下が再塗装された際もこのFRPタンクのみ塗られないケースが多く、その場合はどんどんドス黒くなり既に何色なのか分からないような状態になっているものが多いです。今回はクリーム色を強めに塗ってみましたが、次はどうしようかな。

 

 

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。それでは次回もお楽しみに!!