TOMIXは今月9日、2022年2・3月発売の新製品を発表した。その中で筆者が着目したものが2件あるので紹介する。
改良再販されるレールスターと、3パンタ時代の300系後期形である。

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【再】700系7000番台ひかりレールスター 8両セット



【新】300系0番台後期型・登場時(3パンタ仕様) 8両基本セット

【新】300系0番台後期型・登場時(3パンタ仕様) 8両増結セット


詳細情報(PDF注意)




レールスター
700系E編成は定番商品であるが、今回の再生産に併せて最新仕様にリニューアル。
M-13モーター化、フック・U字型通電カプラー化、ヘッドライトの電球色LED化、そして側面表示器のモールド再現化が具体的な変更点である。

新製品ポスターでは新型モーター化以外にキャッチフレーズがなかったが、地味ながらもあらゆる点が確実に改良されているのは見逃せない。特に側面表示器がモールド表現になったことがありがたいかな。これならシールを気兼ねなく貼ることができる。

なお従来製品の92822は生産中止となる。



300系後期型
300系自体は既に何種類かバリエーションが展開されているが、今回出るのは後期型・JR東海車の3パンタ時代。そう。デカパン時代の300系が超久々に出てくるのだ!
既に製品化が告知されているマイクロエースのデカパン300系は2パンタ仕様なので、それとの差別化もできる。


300系の初期製品はパンタが3パンタ時代仕様なのに、パンタつき車両が2両しかいなかったり、形式代用があまりにも多かったりした点が不評だった。
2010年のリニューアルでこれらは粗方解消されたが、同時にパンタグラフがシングルアーム式に交換後の姿にアップデートされたため、デカパン仕様車はリニューアルから取り残されていた。

そこに今回ようやくメスが入れられるのである。
でも床下は特に言及されていないので、1号車のLCXアンテナは相変わらず再現なしかな・・・。

ちなみに初期製品はプラグドア装備の初期型をプロトタイプとしていたが、本製品は引戸装備の後期車がプロトタイプ。
元来TOMIXの300系は初期車をプロトタイプとしていたが、さよなら300系セットのリリースを機に後期型のボディが登場。その後は後期型の製品が続々リリースされている一方、初期型はリリースされていない。
・・・もしかして、元ある金型を後期型用に改修したので今後は後期型しか出せないんだろうか。






レールスターは購入を前向きに考えておこう。旅の時はいつもお世話になっているし。
300系はかなり関心湧くけど、財力と収納スペースとやる気次第かな。