皆様こんばんは。ブログおよびホームページ管理人の神@北見です。

 

昨日はTomixさんから新製品情報が発表されましたが、N情報室も公開されていました。今回は今月発売を控えたキハ56・27 200番台でした。

 

↑キハ56 200の情報が公開されています。

 

↑キハ56 200番台は今月発表の雑誌パンフレットでも案内されており既に色々と情報が発信されていましたが、更にN情報室でも公開されています。今回の製品への力の入れようが感じられます。私も軽くコーフン気味です。

 

では発売前ですが公開されている情報を見てみましょう。

 

↑いきなり情報量が多いです。

 

 

・まず赤丸で囲った部分は、ジャンパ栓・ジャンパケーブルが別パーツになっているとのことです。これは以前からアナウンスされていた内容ですね。製品はタイフォン下にジャンパ栓納めが2つありますが、2つの間隔が実車より若干狭い気がします…。これは取付穴を少しずらしましょうかね。またジャンパケーブル付きもありますが、ケーブルが短いように感じます…。実車はもっと下までRを描いて伸びてますね。TNとの干渉を気にしてこのサイズにしたのでしょうか。これは製品発売後に検証してみたいと思います。差支えが無ければKATO製のパーツの方が良いかもしれません。

・青丸で囲ったタイフォンは特に注釈が記述されていませんが、製品案内が出た当初の情報ではタイフォンがとうとう別パーツになっている筈です。写真の試作品では別パーツである事ははっきりとは見分けられませんでした。パーツの合いが良いのでしょうかね。

・次に緑で囲ったテールライトですが、製品案内やパンフレット・当情報室を見ても何も記載がありませんが、形状から別パーツになっているように見受けられます。ただしその形から内ばめ式と外ばめ式を選択式にするのはちょっと難しいのではと思います。

・TNは従来と同じJC6356のようです。そのため非冷房の当車には存在しない冷房用のジャンパ栓であるKE8とKE53C(紫色の丸)がモールドされています。実車はこの部分が準備工事になっていてスカスカになっているのが特徴でしたので、気になる方は切除すると良いのかもしれませんね。

・水色の丸で囲った正面窓は、模型では熱線式デフロスタ無しとなっています。実車も1980年頃までは熱線式デフロスタ無しでしたので時代設定的には1980年頃以前になりましょうか。1990年代の実車は写真のように左右両側に熱線式デフロスタが取り付けられています。

・これはキハ56に限った事ではありませんが、キハ58系のパノラミックウィンドウ車は正面左側にタブレットキャッチャー用の台座がありました。(黄色の丸) これは前に飛び出しているので結構目立つパーツですがTomix・KATOともに再現されていません。タブレットキャッチャーを付けようと思っている方はこの台座も用意すると実感的になりますね。

 

このように正面だけでもかなり情報量豊富です。

 

↑ジャンパ栓、ケーブルのパーツが付属するようです。ご覧のように冷房車用のパーツも1つのランナーになっており、完全にネタバレ状態です。製品では車体色のランナーパーツとなるということですが、さすがにケーブルを黒くしてくれないのかな。。。

 

↑下回りです。

 

・まずはエンジンが別パーツになったことがアピールされていますが、これは既にキハ80系やキハ52で採用されていましたので、これに準じた仕様になったという事です。キハ52ではこれを利用して盛岡の機関換装車が発売されたことがありますので、今後の機関換装車の発売に期待したいです。

・1エンジン車の水タンクは別パーツになったという事で、今後新型のFRP製や旧式の鋼製タンクなども別パーツとなり、後年のタンク交換車を再現しやすくなるでしょう。しかしタンク自体の分売が無いと交換が難しいですね…。分売してくれないかな。

・1エンジン車の冷房発電機も別パーツになっています。今回は冷房準備車で何も付いていない姿と、キロ26の4DQ-11P+DM72が付いた姿が製品化されています。恐らく今後は4VK取付車も別パーツとなり、発電機の向きが逆なキハ28 2500等も新仕様で再販されるのでしょう。

・目立ちませんが、赤で囲った1エンジン車の機関予熱器がさりげなく別パーツになっています。モデルチェンジ車は強化型の新型を搭載していますが、平窓車の旧型の機関予熱器も別パーツで用意されるのでしょう。これで製品再現の幅が広がります。

・その割に1エンジン車の油タンクは別パーツになりませんでした…。後年は各地で油タンクが角型のものに換装されたのに、これはユーザーで改造する必要がありそうです。2エンジン車はこの写真では判別できません。キハ52では油タンク選択式だったのですが…。どうなるでしょうか?

 

↑妻面です。製品では冷房用KE8ジャンパ栓納め用に準備された窪みの真下に制御用KE53ジャンパ栓納めがモールドされていますが、実車はもっと外側にあったような…。これではもしKE8を設置したらKE53栓納めの蓋を開けづらいですぞ…。

 

あと驚きなのは、トイレタンクが付属するようです。しかも寒冷地用のタイプで抜き取り管などが保温されたタイプが新規に製作されているように見えます。これも製品が楽しみです。

 

ただし、細かなツッコミで恐縮ですが実車が汚物タンクを取り付け始めるのは1980年頃以降と思われ、この頃になると前述の正面窓への熱線式デフロスタ取り付けや乗降ドア下部の丸窓閉塞もしくはドアごと交換が進みます。とはいえこんなパーツを同封してくれるのはホントに感謝です。

 

↑パンフレットが出た時に気になっていたキロ26の青函連絡船用アンテナです。アンテナは同封されますが取り付けはユーザー加工のようです。ということでご覧の通りアンテナは付きますがアンテナ間の配線はありません…。

 

↑先日もご紹介しましたがキロ80やキロ182でも同アンテナはありましたが、ちゃんとアンテナ用配線がモールドされています。

 

ということはアンテナを載せるとこのアンテナ用配線も再現したくなりますね。しかし、キロ26 200の屋根上を細かく撮影した資料が見当たらず、どのように配線されていたのか全く不明です…。

 

↑キハ27 200です。

 

以前KATOさんがキハ58系モデルチェンジ車を発売した際にもご紹介しましたが、キハ27・28のモデルチェンジ車(パノラミックウィンドウ車)は全部同じと思いきや、途中で2度大きな設計変更がされており、それにより形態も異なります。

 

キハ27では大きく下記の3タイプに分かれます。

 

キハ27 201~203 昭和42年度本予算(追加):スカートはキハ45系に準じた形態で、妻面もKE8用窪みが外妻寄りにありKE53C用窪みが無い

キハ27 204~214 昭和42年度第3次債務:スカートは開口が大きい新形態。妻面はKE8用窪みが幌側に移り、KE53C用窪みが設置される

キハ27 215~217 昭和43年度民有債:設計段階で4VKとDM83の向きが逆とされ、側面の発電機用吸気口(準備工事)が4位側から3位側へ変更

 

さて今回のTomixさんの製品はどの仕様で出てくるでしょうか? 試作品のスカート形状から204以降になろうかと思いますが、多分実車の数両からして204~214を製品化してくるのでしょうね。どんな形態なのか楽しみです。

 

ということで、発売も間近になったキハ56 200の情報が公開されています。月末発売でしょうからあと3週間余り、いまから楽しみです。そしてどんな加工整備が必要がも見えてきますね。そろそろ入線に備えて必要なパーツとかを揃えておこうかな。

 

 

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。それでは次回もお楽しみに!!