皆様こんにちは。ブログおよびホームページ管理人の神@北見です。

 

先月末よりTomixさんより50系客車がリニューアル再販されたことに刺激され、KATO製を含めた50系客車の整備を行っていました。そしてウチには北海道用の50系51型もいましたので、これの整備もこの勢いでやってしまおうと思いました。

 

 

↑昨年中古で入手するも7両しかいなかったので、今週に1両追加して8連になっていました。

 

↑屋根板グレードアップパーツは12両分買っていましたが50系客車に8両分使ってしまいましたので4両分しか残っていません。あとは交換して余剰となった屋根板一体成型のものが余っていました。

 

さて、通常ならばグレードアップ屋根パーツを買い足せば良いのですが、ウチには箱型通風器が大量に余っていたのでこの余剰屋根板を活用する意味もあり改造で何とかしようと思います。

 

 

↑以前、ウチに在庫があるのを失念して大量に箱型通風器を買ってしまい、大量に余っていましたのでこれを活用します。
 
では早速加工を始めます。
 
↑以前KATO製50系客車の屋根板を、グレードアップパーツのものと交換しました。そのため製品についていた通風器が屋根板一体となっているものを用意します。
 
↑ニッパーで潔く通風器を切り取ります。あまり屋根板に近いところに刃先を持ってゆくと屋根板自体を傷つけてしまいますので、若干残す感じで切除しました。
 
↑こんな感じです。
 
↑良く見ると屋根板端部に手掛けの表現があります。誤って削ってしまいそうなのでマスキングテープで養生します。
 
↑こんな感じで養生しました。
 
では、まずはリューターを使って屋根上に残っている通風器切除部の出っ張りを削ります。
 
↑ゴリゴリ削りました。
 
↑続いてサンドペーパーを掛けます。まずは200番くらいの目の粗いものから始めました。屋根板裏側には車体と固定するための爪があり、机の上で作業しようとするとこの爪のせいで屋根板が平らになりません。そのため、発泡スチロール製のTomix製ケースを使って作業台としました。
 
↑次第にヤスリの目を細かくしてゆきます。

 

↑削り終わりです。もと通風器部は100%完全に平らになっているか微妙ですが、どうせ通風器が乗るので目立たないのでこの程度で終わらせました。

 

↑通風器を用意しました。前述の通り以前に買い過ぎて大量に余っていますのでこれを活用します。

 

↑取付ボスは1.4mm径のようです。なので屋根側には1.3mmで穴を開けようと思います。

 

↑元の通風器痕には四角い穴が残っていますが、通風器が載ると見えないのでこれは埋めずにそのままφ1.4mmのドリルで取り付け部の開口を広げました。

 

↑通風器を載せました。良い感じです。元の通風器を切除した跡は隠れて見えません。

 

↑裏から瞬接で固定しました。

 

↑4両分はKATO製のグレードアップ屋根がありましたので、これを使います。4両分は今回加工したものです。

 

↑さて、塗装準備です。KATOのグレードアップ屋根パーツと今回改造したものと、同レベルの仕上がりになってくれるでしょうか!?

 

↑塗装後です。さてどっちが今回改造したものか分かりますでしょうか?? 右が今回改造品、左はKATOのグレードアップ屋根です。

 

↑手前が今回改造した屋根です。良い出来ではないでしょうか。奥のグレードアップ屋根パーツは、屋根板が若干反っているのが見分けのポイントです。

 

↑ぱっと見は、これが改造した屋根であるなんて分からないかな。

 

↑こちらがグレードアップ屋根パーツです。屋根板が若干反っています。まぁ車体に取り付ければ問題は無いのですが。

 

↑ということで早速50系51型客車に取り付けてゆこうと思います。

 

↑取り付けました。あれ、どっちが改造屋根でどっちがグレードアップ屋根パーツだったかな?(汗) もうここまでくると良く分からないくらいの仕上がりです。良かったー。

 

さて、続いてオハフ51にはボディーマウントナックルカプラーを付けたいと思います。また先日増備したばかりの左から3番目のオハ51はアーノルドカプラーのままですので、これも今回交換しようと思います。

 

↑お馴染みのスハネフ14用ジャンパ栓パーツとボディマウントナックルカプラーです。

 

↑無事にボディーマウントナックルカプラー化が完了です。これで屋根板と併せて一通りの整備が完了しました。

 

↑オハ51です。昔は北海道型は改造して製作するのが当たり前でエッチング側板キットが多く存在していましたが、最近はこういった製品まで大手メーカーから完成品で発売される時代になりましたね。

 

ということで今回はグレードアップ屋根パーツを使わずに、手持ちの余剰パーツでグレードアップしてみました。

 

↑それでもこのように大量の古い屋根板が余ってしまいました。ウチではもう50系客車の増備予定は無いので、これはゴミ箱行きです。

 

今月のKATOさんからの新製品情報で50系客車の再販がアナウンスされましたが、相変わらず製品は通風器が屋根板一体仕様で発売され、同時にグレードアップ屋根パーツが発売されるようです。グレードアップ屋根パーツは4両単位で車両購入を考えている人には良いですが、3連や5連、またオハフを3両いれた4連などを再現しようとするとどうしても無駄が出ます。もうそろそろ最初から通風器別体屋根で製品化すれば良いのでは?と思ってしまいました。なぜにグレードアップ屋根パーツを別売りすることに拘るのでしょうか??

 

 

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。それでは次回もお楽しみに!!