以前ここで紹介した超古いTOMIXのEF81形。
EF81形(レインボー) (2153)
私が中学時代に入手した約30年前の機体です。
当鉄道のEF81形の中で、見た目が一番派手にも関わらず一番古い機体なので、特定機でありながら出る幕が無い状態でした。
過去のブログ中でもリニューアル検討をしましたが、その後に増車してきたEF81形と比べてしまうと見劣りしてしまいそのまま忘れられていました。
そして先月発売された最新のレインボー塗装機が目についてしまいまして、当鉄道のEF81形達とのクオリティ差を埋めようと考えてしまったのでした。
EF81形(95号機・レインボー塗装・Hゴムグレー) (7153)
やっぱり新型はいいですねぇ~ってダメな輩ですアッシw
今回の新型と旧型の間にはいくつものレインボー塗装機が発売されたかと思います。
実車は機体更新されると共にHゴムがグレーから黒へと変化したり、模型も追い続け進化していったと思われます。
そして今、偶然にも旧型と同じ新型を見つけてしまった訳です。
前面窓の支持がグレーHゴム時代の機体。
ちなみにEF81形のHゴムはグレーの色の方が窓とボディのメリハリが有って似合っていたなと個人的に思います。
まぁ、古い人間なのでどの機関車でもHゴムはグレーとか白とかがイイと言ってしまいますがw(;^_^A
それではせっかくの同一機なので新旧比較を。
(旧製品が可哀そうですな…)
側面 上/旧型 下/新型
一見、違わなそうに見えますが約30年分の進化が細かい所にあります。
旧型はプラスチック一つでボディを作り、ガラス面は運転室周りを裏側から透明板で囲うだけです。
対する新型は、窓という窓にガラス面が入り、精密な表現が出来る様になりリアリティが上がっています。
カラーリングも赤いボディに白い帯と斜めに入る「EF81」の文字が旧型では薄く透け気味だったり色が細部に入り切っていなかったりしていたのが、新型ではクッキリ綺麗に色が入ります。
屋根上 上/旧型 下/新型
屋根上はハッキリ言って大差が有りませんでした。
敢えて言えば旧製品は列車無線アンテナが無かった事とパンタグラフのガイシ表現が変わった位ですかね。
ただ、個人的には95号機に有る筈の常磐無線アンテナ跡を表現して欲しかったですな。
前面 左/新型 右/旧型
機関車の顔である前面は一番進化が大きいでしょうか。
旧型はボディ側に表現されるHゴムとボディ裏側から合わせられる前面窓が合っていないのですが、新型は窓側にHゴムをモールド表現しボディに綺麗にはめ込まれていて実車同様に平滑化されています。
これは昔のKATO製品も同様で、この様な表現が出来るようになってからは一気にリアル化が進んだと思います。
更に握り棒、解放テコ、尾灯のレンズが封入、スカートへのカプラー内蔵等でリアルになりました。
更に更にTOMIXはダミーカプラーで完全にスカートの切込みを無くし実車の様に見える様に。
そして写真は有りませんが外から見えない動力は完全別物。
ウォームギアと直結する大きなモーターを使用し音も大きく走りはドン突きの旧型に対して、新型は小型モーターとフライホイール搭載のお陰で低速からスムーズ。
モーターが小型になる事で運転室の表現も。
改めて努力されたメーカーは大変だったのだろうと思います。
最近では当たり前なNゲージのクオリティ、今回の比較で改めて進化度合いが見えました。
ただ、旧型が変だとか劣るという事は全くなく、当時のTOMIXが作り出したEF81形が新型と並べても色褪せていないと再認識した気がします。
なので、新型を投入したことで旧型はもうお蔵入り・・・にはしたくないので時間を見つけて何かをしてあげたいですね。
並べてもどれもカッコよい
レインボー塗装の存在感は大きいです
そして、約30年の歳月が経っても実車もまだまだ健在、感慨深いものですな。
今後は、先ず新型は色入れをし、旧型は体質改善を考えていきたいと思います。