アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

昔残した足跡をたどる心の旅路~EF65P

2021-09-07 17:00:00 | 鉄道写真(EL)

長年鉄道撮影を続けていると、知らず知らずに自分だけのお気に入りポイントが見つかり、何度も足を運ぶことがある。全国には、有名撮影地と呼ばれるポイントが無数にあるのだが、いつも決して自分の好みのポイントということではなく、やはり現地に出向き、自分の目で確かめてからカメラを向けるか決めることが大切なように思っている。誰のための撮影ではなく、自分のための撮影なのだから、やはり自分の想い通りに撮影できるポイントを持つことは、小さな楽しみでもあり心のより所に繋がっていくのではなかろうか。

まさか後年、足しげくこんなに通うとは思いもしなかった新鶴見界隈。国鉄時代、さすがに蒸機こそいなかったが、茶色のデッキ付き電機が、ごろごろタムロしていた時代の1975年が最初の訪問か。以来広大な線路に圧倒されたのか、なかなか出向く機会を逸していたのだが、何か気の向いた時間に訪れては機関車にカメラを向けていた。そして震災を境に、再び開眼したような感覚に陥り、現在に至っている。最初は何も判らなかった新鶴見界隈ではあったが、ここまでこのポイントに集中して出向く理由は、貨物列車の魅力もさることながら、ここで出会った猛者たちと線路端に立ち、一緒に過ごす時間の尊さを感じられるからに他ならない。彼等と過ごす掛替えのない時間。そんな一時のためにアントンKはカメラを構えている気がする。そしてこれからも続いていくことだろう。

掲載写真は、その新鶴見界隈をいくEF65重連貨物列車。あとで聞いた話だが、この列車も仲間達には有名なスジなのだそう。アントンKが参戦するきっかけとなった朝の8094列車のような存在だったのかもしれない。判る人にだけ判る!この特別感がたまらない。

1999-02-06   5262ㇾ  EF65541+1034     JR東日本/東海道貨物線:新鶴見付近



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