こんにちは。

今日はNゲージ鉄道模型、先日どーも調子が悪かった201系の走りを改善することを考えてみました。

 

KATO 10-230 201系中央線色(国鉄仕様) 6+4の10両編成を”特別快速”として走行させています。私が所有するKATOのセット物 10-○○○ の中で最も若番の車両です。

既に自作室内灯化や”ドデカライトケース”をちょん切って運転席後ろの見栄えを良くしたなど色々弄っています。

 

 

先日殿堂入りの201系900番台試作車1両を挟んでの復活運転の時に調子が悪かったので、今回は走り系に手を加えます。

 

先ず電動車をバラします。1両の片側台車(左)に

あらら、バネが仕込んである..(汗)

だいぶ前に上手く走らず苦労して、ボディー側の床下集電銅板への密着を良くしようと付けて忘れてたんだと思います。右側の台車へも付けていた?ハンダの跡がありました。しかしこの方式はDCCには良くないことが分かっています。幸い周りが溶けたりとか不具合はありませんでしたが、バネは撤去しました

 

10両編成に電動車が2両付いていたのも、パワー不足というより集電が悪いのを補うため だった気がします。編成中間のクハにはライトのDCC基板を入れてなかったので・・・。今回電動車を1両にしたい...試作車900番台の兼ね合いがあります。

そこであれこれ弄ります。写真下が弄った後、DCC基板を上のEM-13(KATO DCCフレンドリー車用)からDigitrax DZ125へ変えています。201系は古い車両でDCCフレンドリーではありません。EM-13は動力車専用=ライト制御機能を持たないので安かったから使ってた?なのですが、他の同構造モーター車にはDZ125を使っていてEM-13は201系が唯一でした。

過去のハンダ付け失敗などでライト制御機能が死んでしまったDZ125が余っていたので有効活用し、安定運転に実績のあるスタイルへ仕様統一しました。

 

写真下、床下集電銅板もハンダ付け跡や変な折り目が付いていてヘロヘロ状態だったので交換、何かの廃車発生品と思いますが同じものが手持ちにありました。また、EM-13を取り付けるため座席パーツ(座席表現は無いけど..)をちょん切っていたため、矢印の部分に小さいビスを打って、浮き上がりを抑制しています。

 

EM-13装着時、集電銅板が高い位置で波打っていて、集電が安定しない原因になっていたと思われますが..

 

DZ125にすることでDCC基板が下の窪みに埋まるので集電銅板が低い位置に真っすぐ入ります。また、見にくいですけど矢印の部分、0.5mmのプラ板を挟んで床板に密着、台車との密着力を強化して集電を安定化させています。なお、床板は左右分割の無いダイギャストなので絶縁テープを貼っています。

これで1モーター車でも安定して走ってくれるようになりました。やれやれ。

 

更にモーター車以外も集電が悪く、室内灯のチラツキが多いという問題も...

これも古い車両でサスペンション機構の無い”銅板片持ち式”、電車でこの方式の集電なのは現役車両中唯一じゃないかと思います。整備後は良かったけど段々チラつきが酷くなり....

しかし車輪踏面の汚れは殆どありませんでした。この辺E4系新幹線とは事情が違い、集電方式そのものを弄る必要がありそうです。

緑矢印、プラ板のカケラを挟んで床下集電銅板の浮き上がりを抑制し、集電向上 はよくやる手ですが、青矢印座席パーツに目立たないよう切込みを入れて折り曲げた銅板を挟み込む ということもやってみました。こちら側は室内灯集電銅板が入る側、プラ板を挟んだのでは引っかかってしまいますし、浮いてしまうので集電が出来ません。今回取り付けた青矢印の銅板が床下集電銅板を下に押付け台車との密着力アップ、間に室内灯集電銅板が挟まる構造にしました。

”銅板”が多くてまどろっこしいのですが、お分かりいただけるでしょうか?😅。

 

特にチラつきの目立つ編成中間に来る先頭車は青矢印、プラ板の上に更に銅板の切れ端を置いています。

 

プラ板の位置上の座席パーツに切り欠きがあるのでこんなことをやる必要がありました。上が抜けてたんじゃプラ板貼っても意味ないすからね(笑)。

床下銅板を両面テープで床へ接着 ということはやっていたのですが、走っているうちに浮き上がって集電が悪くなったのかなー。

なお編成両端のDCCライト基板装着車は切り欠き部に基板集電用の銅板が挟まるので同じ策は必要ありません。

 

実はまだ作業が途中なんですが...201系走行ミニ動画です。

動画中4両目の電動車を除き、前6両は集電向上策未施工、後4両は施工済 です。

室内灯のチラツキ方にはっきり差がありますよね。また電動車1両でも瞬停とか無しに滑らかに走ってくれています。

 

作業は残っていますが、集電向上策は何とかなりそう、走り込んでみないと効果はハッキリしませんが、いい方向へ行くといいんだけどな。12系客車の旧製品なども同じ構造なのでもしかすると応用できるかもです。(書き終わって気付きましたが、1年半ほど前、12系旧製品には別の手を使って集電向上やっていました😅。効果はどうだろう?動かして確認してみなきゃ。今回の手の方が押付圧は稼げると思いますけどね。)

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

P.S.Blogテーマの並べ替え、細分化作業を行って行こうと思います。すべて反映されるまで時間がかかりますがご了承ください。

 

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