今から4年前、2017年の今頃のリバイバル記事です
4年に1回順番が回ってくる、東関東吹奏楽コンクールの高校A・中学Aが、横須賀開催となった年
喜多方→会津若松→郡山→宇都宮→横須賀への道のりをダイジェストで
コンクールや学園祭など、自由に見て回れる世の中が遠い昔に感じる
2017年8月31日(木)
E5系やまびこで、郡山ヘ
郡山駅前から喜多方へ、高速バスで行ってみるか。
郡山駅前
9:50発、喜多方ラーメンバス(会津バス)に乗車。
独自のラッピングバスは目立つ
しかし、乗客は2人という有り様。
磐越道を行き、会津若松インターから一般道をゆく。
寺町角で下車(頭の中では、マッチの「北街角」がリフレイン)
この辺りが喜多方の中心部
喜多方は蔵とラーメンの街
日中線の廃線跡に出た。
かつては、旧型客車がゆっくりと走っていた。
そして、すぐ近くには
喜多方プラザ文化センター
NHK学校音楽コンクール
福島県コンクール中学校の部
「合唱王国」福島の演奏を聴きにきた。
福島県は148校もの参加があり、今日は、厳しい予選を勝ち抜いた精鋭32校が集まる本選大会で(これでも神奈川大会の全出場学校数を上回る)、東北大会行きが決まる。
午前の部の途中から観賞。
全国一になったことのある、郡山二中は圧巻だったなあ。
過密プログラムで、昼休みは30分だけ、昼飯は抜きで
午後の部では大熊中学校が登場
原発事故の避難区域になり、町全体が移転を余儀なくされただけに、少人数での合唱だったが、よくぞ本選へ!
感動した!
郡山五中も二中と並ぶ全国トップレベルの素晴らしい演奏だ、鳥肌!
◎若松二中、◎郡山二中、◎郡山五中、◎若松四中
4校が東北大会へ
全国(NHKホール)へ行けるのは、さらに2校にしぼられる。
NHKのコンクールの表彰式が案外長かったが、まだ充分に写真が撮れる明るさだ。ホッ。
日中線の廃線跡は日中に歩きたかったんで…
中学生は「日中線」なんて知らないだろうなあ、訊ねたとしても「日中戦争」と間違えるかも。
気温は20℃ほど、清々しい陽気で、爽やかな合唱といい、ここは天国。
うまい演奏を満喫したから、うまいものを食べよう。
ここは、喜多方、夕食はラーメンにしよう。
丸見食堂にて
ゴールド金賞なラーメンを味わってから
喜多方駅へ
蔵のような駅舎に変わっていた
さて、明日は郡山へ向かうので、とりあえず、会津若松まで駒を進めよう。
新潟色のディーゼルカーがやって来た
高校生の帰宅ラッシュだ。
次の会津豊川では、10人ほどの帰宅高校生が乗ってきた。
この駅、通過列車が多く、一日平均乗車客数は片手で数えられる程度だけど…
会津若松に到着し、投宿。
~2017年9月1日(金)~
早朝の会津若松駅
行きつけの駅そばは準備中のため、コンビニおにぎりの朝食
喜多方発の郡山行きは2両で到着したが、会津若松で2両増結して、6:37頃発車。
猪苗代までは乗降は少なく、カーブのため右に左に磐梯山を眺める。
磐梯熱海あたりから高校生がパラパラ乗るが、空席が多く、ラッシュには程遠い。
この年に新設された、郡山富田で、まとまった数の通勤通学客が乗り込み、立ち客が増え、ラッシュの概念の無かった区間の流れが変わった。
郡山富田駅の開業が、磐越西線郡山口の定期客数に革命的な変化をもたらした。
7:50郡山に到着
E531が試運転中、黒磯直流対策か
OTタキ43000が壮観
東口のバスの乗客数をウォッチしてから、西口(本口)に回ると、バスターミナルは閑散。
学校が郊外に分散しているのか、すでに8:15には夢の跡状態だった、まあ、文化祭体育祭準備等々で登校が早かったのかも。
松屋で早めの昼食を済ませて、旅行貯金(朝の部)だ。
あれ、昨年も全く同じ便に乗っているぞ(土休日)、偶然にも。
9時頃、大槻郵便局前で下車
のどかな農村地帯を歩いて、もう1局制覇。
そこで、1日5~6本のバスがやって来て、偶然乗れて市街地へ出て、今日の目的地郡山市民文化センターへ。
バスのおかげで10:30の開会に間に合った。
この日は、朝日新聞と合唱連盟主催の全国合唱コンクール「福島県コンクール」高校の部を観賞。
「合唱王国福島」を制する者は全国を制すると言っても過言ではない。
すっかりお馴染みのホール
平日のせいか、館内は人は少ないまま、火蓋は切られた。
さて、昼休みにちょっとお散歩
創立133年の安積高校は文化祭の準備中だった。
旧男子校だが、後に聴いた合唱部は、やはり女子が過半数。
次は、安積黎明高校
こちらは安積女子としての長い歴史があったが、共学化で校名変更。
安積黎明は、日本一の合唱部が有名だ。
そこから徒歩2~3分で
郡山二中
こちらは、中学校の合唱の日本一に輝いた。
コンクール終盤のみどころは、なんと言っても、安積黎明高校だ。
女子校時代から続く、全国大会金賞数は当分破られない事でしょう。
日本一の合唱に酔いしれた。
全国最多?の45もの団体があり、合唱は20時頃まで及び、ナイター状態だった。
福島大会に呼ばれた審査員は地獄だなあ。
表彰式は21時過ぎになるし、、私はホテルに引き上げた。
~2017年9月2日(土曜日)~
肌寒い秋の街を郡山駅へ歩いた。
天候の影響で計画変更し、磐越東線乗車は、またまた延期。
東北本線の鈍行列車で上ることにした。
黒磯行きは、701系かよ。
仕方なく、ロングシートで、おにぎりをかじった。
白河の関は何なく越えたが、鉄にとっては黒磯の跨線橋は「関所」だ、鉄砲等は所持してないが、毎度の如く緊張してきた。
電車は交流・直流の境界、黒磯駅へ接近
(その後2017年10月14日、交直切り換えが黒磯駅構内から黒磯~高久間に変更となり、ダイヤ改正が行われた。)
現在は701系は黒磯駅構内の乗り入れは出来なくなった。
E531系がこれに代わって橋渡し役になった。
貨物列車の停車・発車も見納めかな
直流エリアと交流エリアに分かれていて、複雑だった駅も、シンプルになる。
18シーズンの席取りバトルは熾烈だが、土曜日の朝の上りなので、平穏無事。
ホームには、主に地元民の待ち客が多かった。
黒磯➡宇都宮は205系ロングシートで、相変わらず旅情は沸いてこない。
車内は今シーズン初の暖房が入り、倉庫から出したストーブをつけた際の独特な香りが、しばらく車内に漂っていた。
予定を変更、この日は時間の許す限り、栃木県内の高校文化祭へ。
9時過ぎに、宇都宮に到着。
たまたま「作新学院」方面行きのバス(関東バス)が来た、幸先がいい。
18分ほどで、作新学院前に到着。
歩道の広い自転車通行帯が、作新学院の通学生徒の多さを物語る。
創立132年の伝統
円形の古い体育館にそそられる。
2016年の夏、全国制覇
真新しい石碑があった。
校内にワム発見
グラウンドがメイン会場
土曜日の朝イチで客は少な目だが、夥しい数の生徒に酔いそうになる。
日本一のマンモス高校で、最盛期は1万人を超えていた。
意外な場所に優勝旗を見つけた
昭和37年の春夏連覇時のもの。
なお、吹奏楽部は、この日横須賀市内で東関東コンクール当日のため、不在。
2時間ほどの滞在で、次へ移動。
宇都宮駅でアキュムを目撃
一昨年、烏山高校の文化祭の帰りに乗ったなあ。
さて、小田原行きで2駅
石橋で下車。
歩いて10分ほどで
栃木県立石橋高校に到着
昨日の高校生クイズで、あと一歩で23年ぶりの女子のみのチームが優勝するところで、全国的に盛り上がったが、その23年前の優勝校が、実は石橋高校なのだ。
高校生の方は、もちろん知らないだろうが。
外から石橋高校の校舎を拝みたいと考えていたら、偶然にも今日が文化祭公開日なのだった!
まずは体育館へ行き、筝曲、合唱、ダンスを観賞した。
合唱部は人数は少なかったが、氣志團もどきの凝った演出も盛り上がった。
ダンス部では「サイレントマジョリティ」をコピーした演目が良かった。
見つけた!
高校生クイズ選手権優勝校へ贈られた、富士山のレリーフ
なお、吹奏楽部は横須賀市内での東関東コンクールのため、不在。
2校の偶然の文化祭見物に満足して、横須賀へ向けて、上野東京ラインに乗り込んだ。
栃木から横須賀に舞い戻り、自宅へ帰る前に横須賀芸術劇場へ寄り道。
今日はチケットが無いので、表彰式のみモニター観賞。
さて、
まずは金賞団体は(演奏順)
横浜創英、作新学院、幕張総合、市立船橋、市立柏、習志野、常総学院
その中から、全国行きは
◎市立柏、◎習志野、◎常総学院
2017年も、いわゆる「御三家」でした。
以上、2017年8/31~9/2の振り返り記事でした
早く、またこんな幸せな日常が戻ってほしい・・・・