皆様こんばんは。ブログおよびホームページ管理人の神@北見です。
8月末にTomixさんから50系客車が発売されると、これに合わせてKATOさんの50系客車も整備を実施し主にボディーマウントナックルカプラー化していました。
↑台車マウントでナックル化していたKATO製のオハフ50ですが…
↑スハネフ14用ジャンパ栓を用いてそれっぽくナックル化しました。
ウチでは気動車はTomix製のBMTNへの統一を行っていましたが客車については機関車に合わせてKATO系カプラーにしていました。今まであまりボディーマウント化について試みていなかったのですが、これを機に他の客車もボディーマウントナックル化してみたいと思います。
まずは買い貯めてあった荷物車から見てみたいと思います。
↑最初に、オハ50系と同じ構造と思われるマニ50とスユニ50から手始めに進めたいと思います。
↑以前購入した際に、ボディーマウントナックル化していましたが、ジャンパ栓の取り付けまでは行っていませんでした。
オハ50系の実績ですと、そのままスハネフ14ジャンパ栓を付けられるかと思います。
↑ジャンパ栓を用意します。
↑昨年の購入当時はそのままBMナックルのみを取り付けていました。
↑ナックルを外します。取付穴は既に少し拡げているようですね。
↑スハネフ14用ジャンパ栓は、右のように端部を少し切除します。
↑無事はまりました。
↑オハフ50同様に、マニ50もちゃんとジャンパ栓付きでボディーマウントナックル化できました。カッコよくなりましたね。
さて、この勢いで形が似ているスユ15も加工してみます。
↑スユ15の床下を良く見ると、ボディーマウントナックルカプラーを付ける部分が何か塞がれているような…。
↑何か塞ぎ板のようなものが入っていました。恐らくライト部からの漏光を防ぐ蓋のように見えます。
↑塞ぎ板を外すと50系客車と同じような構造のようです。スハネフ14ジャンパ栓が入るように、取付穴の突起を若干削ります。
↑スユ15も無事にナックル化できました。
さて、後ろに霞んで見える荷物車のうち、マニ36やマニ60といった旧客グループは工法が全く異なるのでちょっと今回はパスします。次に試してみたいのは…。
↑昨年発売されたマニ44が良いですね! こいつは妻面がのっぺりとしているので台車マウントカプラーでは締まりません…。これも同じようにボディーマウント化できるのでしょうか!?
マニ44のボディーマウント化は経験もないので慎重に作業してみたいと思います。
↑同じくスハネフ14ジャンパ栓パーツを使いました。マニ44は若干幅が狭いようですので、右側のジャンパ栓をあらかじめ切除しておきます。左側も心配ですが、現物合わせで何とかしてみましょうか。
あと、マニ44の床板にはナックルカプラー取り付け用の穴が開いていませんので、台座側の爪は切除しておきます。
↑仮組みで床板にあてがってみました。○で囲った部分はカプラー台座を少し削っています。
↑良さそうです。
↑床板にはナックルカプラーの芯の穴及び爪の干渉を避ける穴が開いていませんので、現物合わせでマーキングしておきます。カプラー芯は、この状態でピンバイスで穴を開けておきます。
↑見にくいですが、カプラー爪の干渉を避ける穴を現物合わせでマーキングした跡が残っています。
↑マーキングした部分に穴を開けておきました。後でカッター等で四角く成形します。
↑ナックルカプラーを取り付けた状態で仮組してみました。問題なさそうです。
↑良さそうですね。
↑台車です。アーノルドカプラー部を根元から切除します。
↑このとおり。あまり根元近くから切除すると、スナップオン台車の芯部開口と近くヒビが入ってしまう可能性がありますので、このくらいで良いでしょう。
↑台車を嵌めてみました。カプラーマウントと干渉して台車が首を振りません(泣)
これは、ボディーマウントナックルカプラーを固定してから削ることとしますので今はこのままにしておきます。
↑なかなか良い感じですね。
ではナックルカプラーを固定します。
↑両面テープは残しておき、ビス止めするための穴を開けます。
↑ビスで固定後、○で囲った部分が台車と干渉するので削ります。私はリューターでゴリゴリ削りました。あまり削りすぎると板バネを固定している部分が無くなってしまいますので要注意です。
↑無事に完成です。なお○で囲った部分には、最初に切除したジャンパ栓を接着剤で固定しておきました。
↑これで無事にマニ50・スユニ50・スユ15・マニ44のボディーマウントナックルカプラー化が完了しました。今までは気動車は色々気を遣ってTN化していたのに客車は台車マウントカプラーのままでつり合いが取れていませんでしたが、これで客車列車も端部が引き締まりそうです。
いやはや、KATOのAssyスハネフ14ジャンパ栓は意外と有用ですね。
さて、ボディーマウントナックルカプラー化した車両の走行性能をチェックしてみます。
↑スユニ50+スユ15です。かなり車間が狭くなっていますね。
↑ウチの最小半径はKATOさんのR315ですが、幌同士が干渉してしまいます…。しかもカーブから直線に戻る際には幌同士が引っ掛かり斜めになったり、最悪倒れたりしてしまいます。
これは問題ですね。どうしましょうか…。
↑そういえば、ボディーマウントナックルカプラー化する際、「かもめナックル」を使用していました。ここに問題があったかもしれませんね。若干腕が長いEF66ナックルに変更してみます。
↑一度組んだナックルカプラーを組みなおしです。特に板バネが飛んで行きやすいので要注意です。
↑再トライです。心なしか車間が広くなったかな?
↑何とか干渉しなくなりました。ホントに数ミリの差ですが…。
TomixさんのTNカプラーは首振りの際に車両がぶつからないようにかなり工夫されていますが、ボディーマウントナックルカプラーは1本の芯を通して首を振るだけなのでカーブには弱い印象です。KATOさんも密連や密自連では伸縮カプラーを採用していますが、そろそろ伸縮ナックルとか開発してみてはいかがでしょうか!?
ということで無事に郵便荷物車のボディマウントナックルカプラー化も完了です。
↑背後にはまだまだたくさんの客車が見えますが、パーツの数に限りがあることもあり、このくらいにしたいと思います。
なお先ほども触れましたが、旧客の座席車や荷物車はこのスハネフ14ジャンパ栓が使えないし、台車から車端部までの距離が短く更に台車も軸距離が長いため非常に苦労します。端梁のパーツも別途用意しなければなりません。そのため旧客についてはまた別の機会にトライしたいと思います。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。それでは次回もお楽しみに!