夏の宗谷本線・完乗(完全乗車)編も、やっと後半戦!
それでは乗り鉄旅、スタートです。
午前9時8分、旭川発稚内行普通列車(4323D)、音威子府(おといねっぷ)駅を発車。
実は4323Dを正面から撮影すると逆光になり、車両の顔が暗くなるので、写真は午後5時7分発・稚内行普通列車(4331D)。
音威子府~稚内間を結ぶ普通列車は1日わずか3本で、これが最終便。乗っちゃおうか? でも明日は仕事・・残念。
進行方向右側には複数の線路が敷設。
きっとその奥にも、線路があったんだろうな~
かつては国鉄・天北線の分岐点。往時の賑わいを見たかった・・
駅を去ると正面の山を避けるように、宗谷本線は左に大きくカーブ。土手の芝は養生中。
そこに、旭川発稚内行「特急サロベツ1号」がやって来た。
それでは、通過シーンをどうぞ。
稚内行普通列車(4331D)もコンクリート橋を通過。
※写真1~10:音威子府を発車し、森の中へ消えていく列車たち(音威子府~筬島)
さ~て、ここから宗谷本線ハイライトの一つ、厳しい地形と天塩川が接近する区間が始まる。
いよいよだな~どんな景色が待っているのだろうか?
お~!進行方向左側に天塩川が登場!
いいね~どこまで続くのだろう・・
※写真11~13:宗谷本線と天塩川(川の長さ国内第4位・北海道遺産)(音威子府~筬島)
列車(4323D)は一旦、天塩川を離れ、午前9時16分、筬島駅に到着。
実は・・筬島地区は「北海道命名の地」なんです!
江戸時代幕末の探検家・松浦武四郎が、この地を訪れ得たアイヌ語の知識を基に「北加伊道」という案を明治政府に提案し、「北海道」の名称が誕生したと言われています。
あまり広く知られていないので、駅にPR看板があったらいいかも。
今夏(2017年)は記念イベントが開催!
北海道命名の地で鉄分多め。これはいい!でも、この日は仕事か・・残念。
筬島駅は山地に囲まれた小さな駅。
結構、好きです。
次の写真は、午後1時2分、筬島駅に停車する稚内発名寄行普通列車(4236D)。
この後、豊富駅で列車交換する間柄で、旅日記にも度々登場。音威子府~稚内間をお昼前後に走る普通列車は、この列車のみ。列車が来ないので撮り鉄もゆるくない。
キハ54は、深い森の中へ消えていく・・
※写真14~20:音威子府以北の宗谷本線を支えるキハ54(筬島駅)
筬島駅前を流れる天塩川は、大きく、ゆったりとした流れ。
大河の風格を感じるな~
午前9時16分、列車は筬島駅を発車。早く、天塩川が見たい。
待ってました天塩川!だんだん大きくなっている!
あら・・離れてしまった・・
また、見えた!
でも・・結構、樹木が視界を遮るな~
あら~列車は再び森の中へ・・
山の斜面にへばりつくような宗谷本線。急カーブが多く列車の運転も大変だ。
やっと視界が広がってきた。よかった、もう一度見れて・・
※写真21~27:宗谷本線のハイライト!難所・筬島~佐久(さく)間
列車は天塩川に別れを告げ、右に大きく曲がり、午前9時35分、佐久駅に到着。
楽しみにしていた区間はここで終了。
でも、窓を開け臨場感溢れる車窓の眺めは、最高でした。
「列車が来ます。ご注意ください。」
はい、了解!
※写真28~30:旭川発稚内行普通列車(4323D)佐久駅到着。
終点・稚内駅までは、あと105.8km&2時間37分。
1本の旅日記で約20kmしか前進しない鈍行ブログ。稚内駅には、いつ到着するのだろう・・笑
(つづく)
*追伸
「北海道ローカル線旅日記!夏の宗谷本線・完乗編⑨(旭川駅~稚内駅)」をご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
北海道は9月に入り日没時間が早くなり、秋の気配を感じる毎日。寒暖の差が大きくなる季節なので、体調管理はしっかりケアしたいです。
新型コロナの感染拡大が続いてますが、この旅日記で乗り鉄旅を感じていただければ幸いです。