天神イムズの思い出 | 風かおる 鉄の路

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主に私が乗車した乗り物関連(鉄道中心)、その他気になったことを綴っていきます。稀にお絵かき。

福岡市天神にある商業施設イムズ。
地上14階、地下4階(B3・B4は駐車場)の商業施設で、天神地区でもひときわ高い金色の建物が特徴です。
私も何度も訪れたことがある思い出の施設。
しかしながら天神地区の再開発プロジェクト「天神ビッグバン」の進行により2021年8月31日をもって閉館となり、今後解体されることとなります。
 
今回はイムズが閉館となる前にその様子を記録しましたのでご紹介したいと思います。
 
天神地下街からイムズに入ると、今までの歴史を振り返る企画展が行われていました。
 
 
イムズに関わってきた人のさまざまな思い。
それが一堂に会する展示で印象深かったです。
 
地下2階から上を見上げると8階までの吹き抜け。
バブルのころ(1989年)に建てられたためかきらびやかですね。
 
地下2階から地下1階へ向かうこちらのエスカレーターもバブルの置き土産です。
らせんを描くように曲がったこのエスカレーターの名前は「スパイラルエスカレーター」。
製造には高い技術が必要で、国内では三菱電機しか製造できないそうです。
すでに国内には30基ほどしかなく、イムズが閉館すると福岡では見られなくなります…
 

 

乗ってみました。
右カーブを描きながら上るのはなかなか面白いですね。
 

エスカレーターだけでなく、エレベーターも特徴的です。

 

上下に黒と白の縞模様が入った独特のデザイン。

まるでひまわりの種みたいだなと(笑)

 

エレベーターに乗ってやってきたこちらはレストランゾーン。

12~14階がもう一つの吹き抜けになっています。

南国原産の植物がたくさん植えられていてまるでジャングルのよう。

野生動物の声をスピーカーで流しており、それもまた雰囲気作りに貢献しています。

イムズといえばこのジャングルゾーンの印象が小さい頃から強かったです。

 

そして、その上、屋上にはスカイガーデンと呼ばれる展望台があります。

 

実は私も今回初めてその存在を知ったほどマイナーな場所。

雨が上がったばかりということもあり、他の客はほとんどいませんでした。

 

遠雷がまだ鳴っており少々こわがりながらも展望を楽しみます。

博多湾まで一望できますね。

 

去年の3月に閉店した天神コアはすでに影も形もありませんでした…

こちらも天神ビッグバンによる再開発が行われることになっています。

 

こちらの真新しい大きな建物は「天神ビジネスセンター」。

天神ビッグバン第1号の建物として、2021年9月オープン予定です。

 

そんな過渡期の天神の様子を眺めることができました。

 

 

もちろんおなじみの西鉄バスも見下ろすことができます(笑)

 

今回は閉館となるイムズの特徴的な部分をご紹介しました。

珍しいエスカレーターにジャングルのようなレストランゾーン、穴場な展望台など魅力が多いイムズ。

その姿が消え、新しい建物ができても記憶にとどめておきたいと思います。

 

それでは。

 

撮影日:2021年3月18日(外観)、2021年7月15日(それ以外)