第1430回('21) 東海道本線・熱海周辺の駅を降り鉄 (2)  | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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前回の続き…
 
2021年7月16日~17日、会社カレンダーの都合で金曜日が休日になったため、金曜日・土曜日を利用して1泊2日の行程で静岡県・神奈川県へ。主に東海道本線(小田原~豊橋)を乗り鉄して、道中は降り鉄(途中下車)していきました。
乗車区間・曜日により、普通乗車券、ICカード、フリーきっぷを使い分けました。
 
今回は初日後半の内容です。
小田原からは東海道本線の駅を降り鉄しながら西へと歩を進めました。
そして沼津駅から2駅先の原駅で夕方になったので、三島まで戻り宿泊しました。
 
今回の日程 2021年7月16日  (金)   【後半】 
 
小田原1303(東海道本線)1306早川1331(普通)1336根府川1410(普通)1415真鶴1446(普通)1457熱海1518(普通)1526函南1547(普通)1557沼津1655(普通)1659片浜1725(普通)1727原1746(上り普通)1759三島 
 
【宿泊】 
 
箱根登山鉄道線を少しだけ乗り鉄した後、小田原駅からは東海道本線の乗り鉄・降り鉄を再開します。ただし、これ以上東(東京方面)へは行かずに、西(神戸方面)へと戻ります。
最初に乗車したのは13時03分発の普通・熱海行きで、前からE233系10連+E231系5連の15両編成でした。私は最後部15号車に乗り込みましたが、ボックスシートはどの区画も最低1人が座っていて、私は後部のロングシートに腰掛けました。道中は車窓風景を眺めて過ごし、早川を渡ると電車は早川駅に到着しました。私はここで下車しました。早川駅は市街地と熱海まで続く断崖区間の境界にある駅で、木造駅舎が残っています。駅前はやや閑散とした印象で、すぐ近くに小田原漁港があります。
 
 

 

 
早川駅では13時31分発の普通・熱海行きに乗車。E231系10連+5連で、私は最後部車両(5連側)に乗り込みました。この電車はガラガラで、今度はボックスシート(海側)を独占できました。断崖区間に入り、左側車窓には相模湾の絶景を望めましたが、トンネルも結構多いです。そして5分の乗車で到着した根府川駅で私は下車しました。根府川駅は断崖にある駅で、4番線の東京寄りからは相模湾を一望できます。また、ホームから一段高い位置に木造駅舎と改札口がありますが、当駅は無人駅でした。駅前には小さな集落が広がっていたものの、東海道本線の駅とは思えないほどローカルな風景でした。駅前には「ヒルトン小田原リゾート&スパ」の送迎バスが待機していて、利用者も見られました。
 
 

 

 
根府川駅からは14時10分発の普通・熱海行きに乗りました。E233系10連+E231系5連で、私は最後部車両(E231系)へ。車内はガラガラでした。今回も海側のボックスシートを独占して、道中は車窓風景を眺めましたが、少しずつ相模湾が遠ざかりました。そして5分の乗車で電車は真鶴駅(まなづるえき)に到着し、下車しました。島式ホーム1面2線で、上下線とも待避線があります。そしてホームを観察後、『Suica』をタッチして改札を出ようとしましたが、エラーが出ました。私は先程の根府川駅でタッチしていなかったのです…。私は駅員にその旨を説明しましたが、隣駅から…と言ったらキセルと思われるのではないかとドキドキしていました…。しかし、駅員に『Suica』を渡してカードリーダーに置くと、モニターに私の利用履歴が出てきて、直前に根府川駅での出場記録があったため、キセルの疑いをかけられる事もなく、窓口で根府川→真鶴のIC運賃が差し引かれて出場できました。
真鶴駅は木造駅舎を有しており、駅前には市街地が広がっています。ちなみに駅は真鶴半島の付け根に相当する内陸部にあり、海は遠いです。
 
 

 

 
真鶴駅では14時46分発の普通・熱海行きに乗車しました。E231系10連+E233系5連で、この系統はE231系とE233系の混結が多いですね。今度の最後部車両はE233系でした。空いていたので今度も海側のボックスシートに陣取り、車窓風景を眺めましたが、真鶴から先はなかなか海が見えませんね…。午前中に降り鉄した湯河原駅をパスすると電車は静岡県に入り、長いトンネルを進みますが、速度が落ちて徐行運転になりました。これはトンネルを抜けた先の伊豆山地区で7月3日に土石流が発生したためです。長いトンネルを出てさらに短いトンネルを2本抜けると、伊豆山地区の海側は泥だらけで痛々しい町の姿になっていました…。そして被災地では復旧工事が行われていました。一方、山側はもっと酷かったはずですが、新幹線の築堤などがあり見えませんでした…。
 
 

 
伊豆山地区を過ぎるともう1本トンネルをくぐり、2分遅れの14時59分頃に終点の熱海駅に到着しました。これにて今回の旅では神奈川県、JR東日本ともにお別れとなり、以後はJR東海エリアで降り鉄を進めていきます。
 
 

 
熱海駅では改札を出ずに、15時18分発の当駅始発普通・浜松行きに乗り継ぎました。前から211系2連+313系3連の順で、オールロングシートの5両編成でした。私は最後部車両(313系)のロングシートに腰掛けました。車内は空いていましたが、発車直前に東京方面からの電車が到着したため、乗換客が押し寄せてほぼ全席が埋まり、立客もちらほら見られました。但し、『青春18きっぷ』のシーズンと比較するとまだまだ車内にゆとりがありました。
浜松行きは定刻に熱海駅を発車し、短いトンネルを抜けて伊東線・来宮駅の脇を通ると丹那トンネルに入ります。長いトンネル内は乗り鉄においてスマホを操作する絶好の機会ですが、残念ながら丹那トンネルは電波が通じず、圏外になってしまいました…。JR東海でも他のトンネルは改善が進んでいるようですが、熱海方の出口のすぐ先にJR東日本との会社境界があるからなのか、丹那トンネルはいまだに改善されていません…。はっきりとした理由は分かりませんが、利用者としては一日も早く電波が届くようにしてほしいです。
そして丹那トンネルを抜けると並行していた東海道新幹線が右へ離れ、すぐに函南駅に到着しました。私はここで下車しました。
 
 

 
函南駅は函南町の中心部から離れた北側の山間部にあり、利用客は少ないです。駅は島式ホーム1面2線とコンパクトな造りです(上下線の外側に待避線が各1線あります)。駅舎は開業当初からのもので、モダンなデザインです。駅前は山の斜面で起伏に富んでおり、駅前の崖下は住宅地になっていますが、住宅の数は少ないです。
 
 

 
函南駅からは15時47分発の普通・浜松行きに乗車しました。211系3連+313系3連の6両編成で、私は最後部車両(313系)へ。半分ほどの座席が埋まっていて、私は空席に座りました。道中は車窓風景を眺めていました。そして今夜の宿泊地である三島はスルーして、次の駅である沼津駅で下車しました。沼津駅は御殿場線との接続駅で、古くから交通の要衝でした。そのため構内は広いです。一方、10年以上前から高架化事業が進行しているはずですが、駅はまだ手が付けられておらず、ホームなどは昔ながらの雰囲気が残っています。また、南口駅前は沼津市の中心市街地で、アーケード商店街もあります。北口駅前もそれなりに発展しています。
 
 

 

 
もう夕方になりましたが、まだ日が長い7月の16時台で、体力も残っていたため、ホテルのある三島には戻らず、もう少し西へ進む事にしました。
沼津駅を観察して駅前を散策した後は改札内へと戻りましたが、下り線ホームには多くの人が滞留していました。東田子の浦~吉原の踏切でトラブルが発生してしまい、上下線に遅れが出ているとの事でした。しばらく待ってやって来たのは所定が16時37分発の普通・浜松行きで、18分遅れでした。313系2連+211系3連でした。前の列車との間隔が開いてしまったため乗客が多く、さらに沼津駅では下車客より乗車客の方が多かったため車内は軽く混雑していました。私は最後部車両(211系)に乗り込みましたが、ドア脇は取れずドアの前で立席になりました。道中は車窓風景を眺めていましたが、途中、高架化により移転となる車両基地が設置される予定の広大な空地がありました。そして私は1駅目の片浜駅で下車しました。到着は16時59分で、18分遅れのままでした。民営化直前の1987年3月に設置された新駅で、ホームの形状に新しさを感じられました。橋上駅舎を有していて、駅の南北に住宅地が広がっていました。
 
 

 

 
まだ時間があるため、さらにもう1駅西へ行きます。片浜駅から乗車したのは17時25分発の普通・浜松行きで、定刻通りに電車が来ました。211系3連+313系3連で、私は最後部車両(313系)へ。夕方なので車内は満席で、私はドア脇で車窓風景を眺めました。そして2分の乗車で、次の停車駅である原駅で下車しました。単式ホームと島式ホームが各1面ずつの2面3線ですが、普段使用しているのは島式ホームのみで、駅舎に面した単式ホームに発着する営業列車は存在しないようです。また、付近に旧東海道の原宿があった事から、駅舎が古風なデザインになっています。
 
 

 

 
もう18時前になりました。時間的にこれ以上西へ行くのをやめて、三島へ戻る事にしました。次は17時46分発の普通・熱海行き(313系3連+211系3連)に乗車しました。私は最後部車両に乗り込みましたが、ほぼ満席でした。しかし疲れていたので空席を見つけて着席し、道中は車窓風景を眺めつつスマホを操作していました。そして17時59分に目的地の三島駅に到着しました。下車客は多かったのですが、入れ替わりに乗車する人は少なく、ホームで次発列車を待つ人が多かったです。それもそのはず、次発列車は沼津始発の東京方面への直通列車(E231系orE233系10連)で、乗換なしで熱海より先へ行けるほか、何より私が乗車した先発列車で熱海まで行っても、先へ進むには接続の関係で結局この次発列車に乗らなければならない事から、着席確率などを考えると手前の三島駅から直通列車に乗った方が得策となります。
 
 

 
下車後はホームを観察してから南口改札を出て、改札前の立食い蕎麦屋「爽亭」で冷やしうどんを食べました。
 
 

 
夕食後は南口の駅舎と駅前を撮影してからコンビニで買い出しをして、駅近くにある「ホテルアルファーワン三島」へチェックイン。入浴を済ませてからはテレビを観たりスマホを操作したりしていましたが、翌日も朝が早いため、22時までに就寝しました。
 
 

 
 
(つづく)
 
 
今回の新規踏破路線、新規探訪廃線跡はありません
 
 
(参考:Wikipedia)