3000形は
1953(昭和28)年、東武日光軌道線にて100形として運転を開始したもので、宇都宮車両で10両が製造された。同線が廃止された1968(昭和43)年と翌年にかけて全10両を授受。3000形として運用を開始した。
主に90年代に廃車が進められ、現在は岡山電気軌道唯一の非冷房車ながらも2両が在籍。3005号が東武日光軌道線色、3007号が水戸岡鋭冶氏デザインの「KURO」として、実質的にイベント用車両としての要素が強くなっている。
老朽化した3000形の置換用として1989年に7901号車、1991年に8101号車、1992年に8201号車、1993年に8301号車を新造、1995年に8501号車を新造、制御装置、モーターは3000形から流用、台車は新造された。
2002年7月5日に運行を開始した、100%超低床式路面電車で電停との段差がなく、車椅子でもスムーズに乗れるという機能性だけではなく、 九州新幹線「つばめ」をデザインした水戸岡鋭治氏に全面的にデザインを依頼し、 近未来的な外観、車内には木をふんだんに使ったデザインに仕上がっている。 第一回日本鉄道賞 グッドデザイン賞 ローレル賞など多くの賞を受賞している。
1981年新造、台車、制御装置は秋田市電から流用。
岡山電気軌道開業70周年を記念して、1980年に新造された。岡山電気軌道として初の新造車体・冷房装備のボギー車であり、冷房装備の路面電車としては熊本市電1200形に続く日本で2番目の例となった。また、この電車には岡山電気軌道としては初めて暖房装置も装備され、日本初の冷暖房完備の路面電車となった。
同時期にデビューした軽快電車プロジェクトの成果を一部先行して応用し、そのエクステリアデザインを踏襲している。台車・機器は2000形(旧呉市電800形)のものを流用している。
今はコロナで県をまたぐ、移動を自粛しているが終息したらチャギントン電車に乗りに行きたい。