







東京都八王子市、JR八王子駅から徒歩10分強の場所に位置する「福の湯」に来ました。
既にSNS等で話題になっていますが、9月23日をもって閉店することとなってしまいました。
昨年12月に一度訪れていますが、今日は惜別訪問させてもらいました。
入口そばの券売機で入浴料480円を支払い、フロントで手の消毒と検温を済ませてから脱衣所へ進みます。
下駄箱のキーをフロントに預けるとロッカーの鍵を渡されます。
この日の薬湯は白い「登別の湯」でした。
白湯の水温はやや温めで、誰にでも入りやすいものでした。
壁には富士山が描かれた大きなペンキ絵がありますが、これも間もなく見納めとなると寂しいものです。
お風呂上がりに自販機で瓶のコーヒー牛乳(130円)を購入し、体を休めます。
ふと天井を見上げると、立派な格天井がそこにあります。
東京都の銭湯ならではの外観と共に過去帳入りしてしまうこと、あらためて残念に思います。
休憩スペースに飾られている絵画は、フロントにいらっしゃる若いご主人のお父様のコレクションとのことです。
テーブルには無料配布の缶バッジがあり、2種類のデザイン一つずつ持ち帰って結構です…と案内してくれました。
休憩スペースのエアコンの室内機は2016年製、配管の化粧カバーもまだまだきれいで、些か勿体ないなぁ…と思いました。
軒先では常連さん同士でお話をされており、「八王子市にはかつて25軒も銭湯があった…」という言葉が聞こえてきました。
素敵なお風呂を有り難うございました。
そして、長らくの経営、お疲れ様でした。