こんにちは。
今日はNゲージ鉄道模型、碓氷峠急勾配専用の補機として活躍した電気機関車EF63の話です。先日489系との併結運転をやったら歩調が全然合わずボロボロだったので原因究明と、気になった所のプチ整備をやりました。
歩調を合わすことが出来協調運転(DCC上は総括制御)を再開しています。489系を従えて峠を下って来たイメージで撮影してみました。
KATOの3057-1が2両在籍します。EF63 3とEF63 12としています。前尾灯点灯、双頭連結器、ナンバーのメタルインレタ と凝った作りの製品です。
先ず歩調が合わなかった原因究明です。EF63とコンビを組んで信越本線横川-軽井沢間66.7‰の急勾配を行き交った車両は多くありますが、私の所で模型の在籍は先日整備した489系とEF62です。EF62+14系急行能登の時にパラメータを弄っちゃったのかなー と思ったので、まずこの2形式を同一速度指令で続行運転させてみました。そしたら、
あれれ、ほぼ同じ速度で走る...
ということはEF63側に問題があることになります。
いきなり結論ですが...(笑)、何らかの理由でDCCの設定が書き換わり、スピードテーブルが無効になっていたため でした。(具体的にはCV29=54が38に書き換わっていたと思われます。)これではEF62とも489系とも歩調は合いません。スピードテーブル上でEF63の速度を変えてみる操作(CV66、95の値を変えてみる)をやっても実速度が変わらないように思えたのであれっ?と気が付きました。
DCCではこういうこと、たまにあるんですよねー。しかし2両共?ロクサン同士の歩調は合っていましたから。Advanced Consistという通常と異なる総括制御を行っているのが関係してる?よく分かりません。
DCCの話でややこしいですが、Advanced Consistについては以下記事で書いています↓。
設定を正しい値に戻して489系とスムーズに併結運転を出来るようになりました。
今度は峠へと上って行くシーンをイメージしたShort動画、スムーズに運転出来ています。
EF63は横軽間協調運転専用の機関車ということで、模型はゴムタイヤ無しの設計になっていますが、全然歩調が合っていないとなると運転に支障アリ、ポイント部で脱線したりするケースがありました。
さて、この他に気になった所をプチ整備..基板の位置を微調整してライトの光り方を改善しました。写真は改善後です。
489系整備記事にUpした写真です。このロクサン12号機、光が漏れて前照灯が不気味に赤く光ってますよね..記事ではシレっとスルーしちゃったんですが..😅これは何とかせねば..でした。
KATOの機関車では珍しく尾灯点灯仕様のEF63、基板の上下に前、尾灯用LEDが付き、矢印の部分がピタリと密着することで互いを遮光します。が、私はDCC基板(DN163K0a)を載せ、元々のライト基板の先端だけをちょん切ってハンダ付け..密着が悪くなってるんですね。ちょっとポジションを変えてやる事で改善出来ました。
なお、この機関車のDCC化は大変でした。以下リンク記事に書いていますが前、尾灯間の絶縁をしっかりやってから配線をやらないと基板が焼損します。
もう1つ、前照灯LEDを高輝度のものに交換しました。製品に付いていた暗いのをそのまま使っていたので..。写真は3号機だけ交換済み、差は歴然です。
これまでのLED、オレンジ色が強く暗い感じです。15年程前の製品、当時のライトLEDはこんな感じだったかな。ロクサンは上下にLEDという特殊構造で側面発光型LEDが必要なのですが、私の買ったのが極端に熱に弱いらしく上手く付かなかったのでそのままでした。今回失敗が大量に出るのを覚悟でやってみました。案の定沢山のお釈迦品が発生しましたが、このまま持っていても使い道は無いですから。同じものは買わないようにしようと思います。尾灯は暗さを感じないのでそのままです。
最後に区名札横 横川機関区を入れました。EF63(EF62も) 2End側の区名札挿しが低い位置にあるんですよね。窓下の箱(何かの機器?)を避けるためと思いますが、急勾配区間用の特殊装備機 って感じですねー。
なお、通常車体先端側(写真左)に入れる(と思う)区名札ですが、逆に入れてみました。
こんな実車写真があったので..(笑)。1990/08 横川駅での撮影、重単回で峠を降りて来た2号機だったようです。この機関車だけのイレギュラーなのか、何らかの理由でロクサンは右に付けられていたのかは分かりませんが、模型は2機とも右にしてみました。
1End側は高い位置、通常の左側に横を入れています。
ライトの輝度も他の機関車並みに明るくなり、協調運転も無事復活です。489系の整備からすったもんだありましたが、懐かしの峠を行き交う姿を楽しみたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。