毎度、お付き合いただき有り難うございます。

 

国鉄末期の1977年に登場したキハ40系気動車、1982年までに888両が製造され、ほぼ全国の非電化ローカル線に配置され、老朽化による置き換えが進み、既に、JR東海では2016年に、JR東日本においても本年のダイヤ改正にて撤退となりました。

本年7月現在、まだ560両余りが現役ですが、新型コロナ蔓延による減便の影響を受けやすく予断を許さない状況です。

 

さて、今回は網走-東釧路166.2Kmの釧網本線です。(運転上、東釧路始発・終着の列車はなく、根室本線・釧路発着となります。)ここも『本線』を名乗っていますが、両端の都市を結ぶ列車は普通が5本/日(快速を含めますが、殆ど普通と停車駅・所要時間が変わりません)、釧路方・網走方にそれぞれ区間列車が2本/日ずつある長大なローカル線が実態です。(いずれも片道ベース)

コロナ以前は外国人観光客で溢れていましたが、今はひっそりしています。

しかしながら、釧路湿原や摩周湖・屈斜路湖、知床等の魅力あふれる観光資源が点在しており、現在臨時で走っている観光列車を有効に活用していくことが利用者増加に結び付くことと思います。

どちらかと言うと沿線自治体が主体となりJR北海道・観光産業を巻き込み、国内からの観光客、しかもリピーターを増やす方策を実施し鉄路を存続させていくことが重要と思います。

そういう意味では、小生はハードリピーターですが…

 

小見はさておき、現在、同線でのキハ40の運用は網走方の区間列車だけですので、北から南下します。

 

知床連山をバックに2016年2月まで運転された『流氷ノロッコ号』

DE10の老朽化にともない廃止され、2017~2020年はキハ54による『流氷物語』となりました。

 

オホーツク海に面した北浜駅。今や観光の一大拠点です。

 

駅構内のオホーツクを望む展望台から。2021年はキハ40『北海道の恵みシリーズ』2連による『流氷物語』が運行されました。

 

 

夏季限定オープンの原生花園駅。

 

網走から知床斜里までは、オホーツク海に沿って走ります。

この日は残念でしたが、近年、流氷接岸の確率が高いのがこの辺りです。(注:あくまでも個人の感想です)

 

早朝の知床斜里駅、それなりの通学利用があるようで2両編成です。

 

知床の名峰・斜里岳をバックに。(晴れなくて残念)

 

南斜里駅。駅周辺に民家はありますが、本年のダイヤ改正で廃止となりました。

廃止が決まったからか、駅名標は手入れもされずに、掲示板と化していました。

 

 

 

標茶駅

 

茅沼駅、タンチョウの訪れる駅として有名です。

 

 

タンチョウもホームで列車待ち。

 

待ちきれずに別の方法で、駅を去っていきました。

 

塘路駅

 

『くしろ湿原ノロッコ号』 を、夢が丘展望台より望みます。

 

細岡駅にて『くしろ湿原ノロッコ号』 2007年7月撮影。

 

釧路湿原駅、細岡展望台の最寄り駅です。

 

 

『くしろ湿原ノロッコ号』、ラムサール条約登録40周年ヘッドマークを装着して。

 

推進運転となる帰路、釧路川橋梁を渡ると間もなく終点釧路です。

この年は、くしろ湿原ノロッコ号運行開始30周年のヘッドマークを装着していました。

 

おまけ

1980年頃の北浜-浜小清水にて、DE10重連が牽引する混合列車(貨物+客車)

こんな時代もありました。

 

ご覧いただき有難うございました。

えっ、『自称ハードリピーターと騙っておきながら、何か忘れていませんか?』と…

それは、今後のお楽しみということで…(鋭意準備中です)

 

なお、今シリーズでは、キハ40、キハ47、キハ48の3形式と改造により派生した形式を総称して『キハ40』としました。ご了解ください。