京都鉄道博物館にて8月6日~18日の間、お別れ企画として特別展示されたクモル145-1015 + クル144ー15、その続きです。
この写真は惜別記念プレートとさよならヘッドマークが映えるように真正面から撮ってみましたが、私の意図に反抗的に写ってしまいました(笑)
しかし種車の101系電車らしさは充分に捉えられました。
台車は101系のものがそのままで、上はクモル145のDT21形台車、下はクル144形のDT21T形台車・・・・の、主軸バネです。
光量が足りずにアンダーな写真だったので、ブログへUPする際に補正しました。
が、DT21Tは明暗補正するとカラーバランスが崩壊したので、フィルターをかけてドット化しています。
145系電車のクモル145とクル144は顔立ちこそ種車の101系ですが、車体後部には屋根のない荷台を設けてトラック電車となっています。
しかし101系旅客用電車をトラックへ改造したため車体強度が不足し、積載重量対策の関係でシャシーを3mほど短くして旧型国電と同じ17 m級車体となりました。
101系からクモル145系へ改造の際には、シャシーとシェルは完全新製で、ボディは流用新製となっています。
クモル145系の誕生経緯は、それまで使用していたクモル23系(クモル23・クモル24・クル29)が戦前に製造された旧形国電が種車なので。
老朽化が相当進んでおり安全面に危惧が生じていたことに加え、山手線や京浜東北線に導入が計画されていたATCに、旧国車のブレーキ性能的にATC対応が困難であったためでした。
13編成26両(クモル145とクル144)が製造され、両形式の同一番号同士で永久連結されています。
クモル145系の荷台です。
左側がクモル145で右側がクル144で、台車や車輪の他、車両用のクーラーなど重量物から線路脇の機器パーツまで、幅広く運送と配給に従事しました。
そして、せっかくの鉄道博物館での展示なので、写真はクモル145からクル144の屋根上を撮り歩いてみました。
随分と錆が発生していますが、今回展示されている編成はクモル145-1015がクモハ101-13から、クル144-15がクハ101-32から改造されて、1981(昭和56)年12月16に広島工場(現 JR貨物広島車両所)で誕生しました。
101系としては1958(昭和33)年8月に川崎車両兵庫工場で落成して三鷹電車庫(現 JR東日本三鷹車両センター)へ新製配置されたので、今年8月で満63歳での勇退でした。
尚、クモル145-15が+1000番のクモル145-1015と改番されたのは、101系からそのまま使用されていたMT46モーターを、183系など特急車両と同じ高出力MT54モーターへ換装されたためです。

更にせっかくなので、チャームポイントである双頭連結器も、上から撮ってみました。
参考までですが同じ145系のクモヤ145と、クモヤ443の双頭連結器もUPしてみました。
クル144の連結器は機関車用が正位を向いていますが、クモヤ443の連結器は電車用が正位を向いてくれているので、ありがたいことにその仕組みがよく分かる写真となりました。
ラストはクル144と奥にEF66・101系・DD51を撮ってみましたが、博物館で展示保存されている車両と、今回の特別展示の車両ではこの後の運命は雲泥の差となります。
解体・・・・・されるんでしょうね。
同じ時代を生きて働いた者同士の、最後の会合でもありました。
もう1回、来週へ続きます→ Don't miss it. (今回は小林克也さん風でお願いします・笑)
▼ Limited today! Blog stamp.
Show me the peaceful photo!

The signal when taking a picture is yes cheese.
August 22nd is "Say Cheese Day" in Japan.
This year's Japan is around this time when heavy rains continue and we are worried about disasters.
However, the Olympic Games Tokyo 2021 was also held, and I was able to meet many smiles from all over the world while staying in Japan.
And this time, Paralympic Tokyo 2021 is being held, and I am encouraged by the excitement, tears and smiles.
However, in the world including Japan, the violence of COVID-19 has not diminished yet.
I hope that the time will come when you can smile with peace of mind, without hesitation.
Smile・・・・・Please.
