思いつくままに書くブログ

基本、旅行記と日本ハムファイターズの事しか書きません。

どこか不憫な感じがする奥羽本線と秋田駅前の廃墟ホテル ホテルハワイ駅前店

2021-08-19 06:33:00 | 2021年の旅行記(国内)
快速〈最上川〉は14時53分に新庄着。酒田から51分とかなりの俊足。



陸羽東線のホームには15時丁度発仙台行き〈湯けむり号〉が停車中、仙台には17時40分に到着する列車で釜石線のはまゆりで使われてたキハ110のリクライニングシート車で運転。今年になって変わったそうで、去年は通常の車両をボックス席が指定席でロングシートが自由席という、なんともな設定だったようですが、リクライニングシートになったので全席指定席になったそう。多少お金かかっても座れたほうがいいよね。



東北のまつりをテーマにしたラッピングが施され。



新幹線でも無くなった車内販売が乗務しててお菓子やビールは買えます!これだけでも利用価値高い!もっとも以前は「リゾートみのり」だった列車で、そっちのほうが居住性はよかったかな。



駅員の横断幕でお見送り。私は一旦改札を出てぶらぶら。



上り列車の最終は、東京行き新幹線が19時57分、普通が山形行き20時52分とかなり早い店じまいなんですけど(到着は23時49分まであります)。



下りの最終は21時37分発の秋田行きと意外に遅いというか長距離運転。真室川行きでもおかしくないのに、秋田着は0時12分。



駅舎に併設して物産館がありなかなか小粋な土産物揃っていますね、函館発祥のピザ屋テンフォーがあるのにはびっくり、子供の頃は食べたなあ。ピザ屋のピザはもう長いこと食べたことがない。駅前を進むと有名な急行食堂があったが準備中。



トシちゃんと小遊三好楽ではさすがにトシちゃんが高いか。しかしこんな田舎にまで来るんだね、恐らく地元の商工会を通じて買わされている会社とか多そうだ。



15時40分発秋田行きは701系2両ワンマンで後ろ寄りがボックス席改造の車両、無事に確保できました。冷房が寒いくらい効いている、そしてあまりに汗が止まらないのでクーリッシュ食べてからグリーンダカラを飲む。半分脱水症状です。



磐越西線の会津若松~喜多方で電化撤去の話が出てきたが、新庄~大曲の奥羽本線も次の候補ではないかと思う。かつては長距離列車が昼夜問わず走った路線も特急すら走らないローカル線、しかも県境を挟むので乗客は少ない。この路線もあまりに不憫な路線で交換設備を撤去した駅も多く保線状態も決してよくない。軽い701系なので飛ぶように跳ねて草津線と双璧をなすといったところ。いや、草津線は最近あまり揺れ無くなったぞ。



個人的な予想だけど新庄~湯沢は電化廃止しても仕方ないかな。陸羽線と一体でキハ110に替えるかしても不思議ではない。乗客も青春18シーズンでそれっぽい客を入れてもガラガラで湯沢までは乗ってくる人もいなかった、それでも横手過ぎれば帰宅する部活高校生とかで混んできたかな。



陽がだんだんと沈んできた頃に秋田着、18時12分。



初めて一人旅をしたときはこの街に泊った。当時は秋田新幹線など存在しない1994年の春休みで駅舎も旧駅舎。車両だけは当時既に701系だった。秋田地区から客車が一掃されたころで盛岡地区ではまだ走っていた時代。今日は気になっている場所に向かう、駅から3分くらいだろうか、秋田城のお堀から道路挟んだ隣。



1994年に宿泊した「ホテルハワイ駅前店」、の廃墟。2009年に営業が突如停止になり以来ずっと廃墟のままとなっている。ネット上では大阪のデベロッパーが取得しマンションを建てるとかホテルが建つとかあったので気になっていたが何も変わってない。結局すべて中止になったみたい。駅前の一等地なのに…。



なぜホテルハワイかというと経営者が秋田の常磐ハワイアンセンターを目指していたとかで1967年創業、この建物は1972年にオープン。私の両親も結婚前に東北旅行して泊ったなんて話を聞いたことがある、74年か75年のはなしで行き当たりばったり旅のひとだったから、当日飛び込みで泊ったと察する。もっとも昔は(少なくとも30年以上前)当日飛び込みは結構普通というか、家族旅行でも1990年あたりまでは一度も予約したことがない。夕方16時か17時頃になるとある程度の街なら駅にある日観連の案内所で斡旋してもらい、そこで手付金を払って(1人1,000円)残りは宿で支払いだったかな。なので駅前旅館あたりに泊ることが多くてホテルなど滅多に泊まったことが無かった。あるのは洞爺湖にあった眺湖荘という保養所くらいか。一時は廃墟として荒れていたがいまはすっかりきれいになってNPO法人が使っているそう。

で私のときは94年にネット予約は無いので昭文社が発行してたビジネスホテルガイドからチョイスして電話で。自宅から長距離電話は怒られるので公衆電話でテレカを使って。なぜホテルハワイにしたかと言うと駅から近い、大浴場併設、料金が5,000円税込なこと。当時のビジネスホテルは6,000円くらいが相場だったと思う。なので四半世紀経つのに価格が下落してしまった業種だ。高付加価値のところは10,000円でも普通だが、昨今はコロナで4,000円以下が増えた。しかもOTA経由の話なので実入りは少ない。20時頃にチェックイン、高校生のひとり旅だが今と違い親権者同意書などを要求する子もなかった、ホテルはうす暗くてロビーやエレベーターで中東系の外国人ばかりとすれ違い身構えた思い出、部屋は相当くたびれていた。夕食を食べにフロントに高校生がひとりでも利用できる店として遅くまで営業していたそば屋を紹介してもらった。ざるそばでも食べただろうか。恐らくこの店だとは思います。



秋田城のお堀には蓮が一面咲き誇っています。



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